作家・漫画家の安野モヨコによる作品『オチビサン』の連載10周年を記念して、オチビサンの原画展『オチビサン展at鎌倉「アンノ邸」』が2017年5月23日(火)から29日(月)まで、作品の舞台でもある鎌倉で開催される。
「オチビサン」は雑誌「AERA」で連載10周年を迎える漫画。鎌倉のどこかにある小さな町「豆粒町」を舞台に、オチビサンと仲間たちが繰り広げるあたたかい日常が描かれる。四季の移り変わりを、柔らかいタッチとどこか懐かしい色彩で綴った作品だ。
今回の原画展では、「オチビサン」最新刊8巻から初公開となる原画の展示や、画集「蔦と鸚鵡」で掲載されている、オチビサンと同じ着彩方法のポショワール技法で描かれた美人画や植物画などの原画、そしてポショワールの型紙や道具の展示が行われる。さらに、複製原画や文具・小物などのオチビサングッズも会場にて販売。
また今回は、入場チケットにも工夫が凝らされている。安野モヨコがオチビサン連載用に描き下ろした「オチビサン題字」を栞にした特別チケットとなっており、春・夏・秋・冬のイラストが描かれた4種が用意されている。入場時にランダムで手渡されるため、どのイラストになるかは当日のお楽しみ。
本展の会場となのは「オチビサン」が生まれ、描かれている鎌倉市内の「アンノ邸」。そのため、作中で登場する植物が住んでいる庭や、安野モヨコが執筆中に参考にしていた蔵書などを実際に見ることができる。
なお、安野モヨコがこの和洋折衷の古民家「アンノ邸」に住むまでの経緯は、カントクくんとロンパースの結婚生活をテーマにしたエッセイ漫画『監督不行届』に描かれているので、気になった人はチェックしてみて。
【詳細】
オチビサン展at鎌倉「アンノ邸」
期間:2017年5月23日(火)〜29日(月)
時間:平日 13:00〜18:00 / 土日 11:00〜18:00
場所:鎌倉アンノ邸
アクセス:海蔵寺(神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-18-8)手前/鎌倉駅から徒歩15分、入口にオチビサンの看板あり
料金:大人(中学生以上) 200円 / 小人 (小学生) 100円 ※未就学児は無料
Ochibi ©Moyoco Anno/ Cork