映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、2019年12月20日(金)に日米同時公開される。歴代を通じて、登場人物の固有名詞がタイトルに組み込まれるのはシリーズ史上初のこととなる。
脚本・監督を務めるのは、新3部作の序章となった映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を発表し、伝説的なシリーズを再始動させたJ・J・エイブラムス。「フォースの覚醒」のその後を描く『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では製作総指揮に回ったエイブラムスが、新3部作のフィナーレを飾るために再び監督・脚本にカムバックする。
エイブラムスは、「これは1つの映画でも、3本の映画でもなく、9本の映画の終わりです。40年間に渡って作られてきたストーリー、スカイウォーカー・サーガの終わりです。」 と語っている。まさに、長きに渡り語り継がれてきた、42年の歴史に幕を下ろす“伝説の完結編”とも言えるのが本作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』だ。
TVドラマ「ブレイキング・バッド」などで知られるライアン・ジョンソンが監督を務める前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、とある悲劇を理由にその身を隠してしまった伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーとレイの邂逅や、カイロ・レンがダース・ベイダーの意思を受け継ごうとしている理由などが描かれ、物語は新たな展開に発展。
はるか彼方の銀河系で繰り広げられる、スカイウォーカー家を中心とした壮大な<サーガ>の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最後の決戦に託された──。
祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンや、フォースの力を覚醒させたレイはもちろん、R2-D2、C-3POといったお馴染みのドロイド、生きる英雄レイア将軍、天才パイロットのポー、元ストームトルーパーのフィンら、レジスタンスの同志たちが引き続き登場。
またハン・ソロの永遠の好敵手であるランド・カルリジアンも『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』以来の再登場する。
果たして、彼らを待ち受ける運命とは?そして、いかなるエンディングを迎えるのか?驚きと感動に満ちた壮大なるフィナーレに向けて、カウントダウンは始まったーー。
公開された予告編では、シリーズの主人公・レイが、ライトセーバーを片手に敵と対決する姿や、カイロ・レンの容赦ない残酷な襲撃、また涙を流すレイと抱き合うレイア姫の姿などが捉えられている。また映像には、ルークがレイに語り掛けているナレーションの演出も。「我々は全てを伝えた」「はるか歴史が君の中に」「だがこれは君の戦いだ」など、数々の意味深なメッセージが残されている。
また、追加で公開された映像では、“光と闇”のフォースを巡る最終決戦を象徴する新たなシーンが満載。シリーズの歴史であらゆるキャラクターが紡いできた”光と闇“の歴史を背負ったレイとカイロ・レンの2人をフィーチャーしている。
「恐怖に向き合え」というナレーションとともに、カイロ・レンが所有していた朽ち果てたダース・ベイダーのマスクの前で佇むレイ。意味ありげな表情を見せる彼女は、スカイウォーカー家と何かしらの繋がりがあるのだろうかーー。
ディズニーの大型イベント「D23 Expo 2019」で公開された映像には、『エピソード4/新たなる希望』(1977)、『エピソード5/帝国の逆襲』(1980)、『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)……と過去作の映像が続き、近年の作品である『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)の映像も集約された。
続いて最新作の映像が流れるが、そこには衝撃の光景が。レイが手にしているのは赤いライトセーバーだ。
公開されたポスターに描かれているのは、カイロ・レンとレイ、そして銀河系すべての悪の根源であるシスの暗黒卿パルパティーン皇帝。レイは青(=ライトサイド)、カイロ・レンは赤(=ダークサイド)のライトセーバーをもち、それぞれから強大なフォースが放たれている。
パルパティーン皇帝はアナキン・スカイウォーカーをダークサイドに導きダース・ベイダーを誕生させたり、強大なフォースを持つルークをダークサイドに引き込もうとし、ルークとダース・ベイダーの戦いを引き起こしたりするなど、圧政で銀河を支配していた人物だ。しかし、ダース・ベイダーがパルパティーン皇帝を裏切り、ルークをダークサイドに引き込めずデス・スターの反応炉に堕ちていった過去がある。
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から続くスカイウォーカー家への積年の恨みを晴らすために登場するのか?ルークの意志を受け継いだレイをダークサイドに堕とそうとしているのか?パルパティーン皇帝の過去、そして脅威がどのように関わってくるのか、という点にも注目だ。