マックスマーラ(Max Mara)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク2日目の2017年9月21日(木)に発表された。
今季は、都会で生活する女性に向けたワードローブを提案。ブランドの根底であるエレガンスを尊重しつつも、アクティブさや遊び心を取り入れて、魅惑的なアーバンスタイルを築き上げている。
シティウーマンの象徴として用いられてたのは、トレンチコートだ。マックスマーラカラー・キャメル色のトレンチコートは、透け感のある素材使いで、陽の光を通すほど軽やかな仕上がり。
柔軟な発想でアレンジを加えたアイテムも。アーム部分を切り取り、ペンシルスカートへとトランスフォームしたトレンチコート風ボトムスは、バイオレットカラーで染め上げられ優し気な印象だ。
オフィスの必須アイテムであるスーツも、今季はプレイフルにリデザイン。テーラードスタイルは、ボトムスをクロップド丈にカットオフして軽さを出し、全面に色とりどりの花模様を散りばめた。
また、カジュアルなウェアは洗練された印象に昇華。両胸ポケット付きのカジュアルなジャケットには、センタープレスパンツを合わせ、デニムのセットアップは、裾を膝までロールアップしたボーイカットパンツをコーディネートし、スタンダードから離れた上質なものへと引き上げている。
新しい取り組みとしては、マックスマーラのアーカイブロゴをデザインに起用したこと。ブランド創業から間もなくして生まれたサンドカラーのモチーフは、ジャガードに織り込まれたり、レザーにプリントされ、シャツやパンツの上から顔を出している。アクセサリーラインもニューカマーが加わり、オーバーサイズのバッグとクラッチ、そしてアイリスのサングラスといった新作が同時にランウェイデビューしている。