ブライスさんは、映画界に精通されているお父様に演技に対してアドバイスをもらうことはありますか?
ブライス:私は最近、監督としての活動も増やしてきているのですが、そこで気付いたのは、女優業を優先していた頃、演技に対して父に相談したことが殆どなかったということです。
当時は、父から「どうして毎日会話をしているのに、お前の仕事のことをハリウッドのレポーターから聞かなければならないんだ」なんて言われるほど、私は父と演技について全く話していなくて。
勿体ないですね。どうしてでしょう?
どうしてそこまで頑なに相談したくなかったのか、今では疑問に思うけれど、それは恐らく父が”演ずること”よりも”演出すること”の方が得意だってことを、間近で見ていた娘の私が気付いていたからだと思います。
けれど監督を始めた今は、あの頃よりも父にずっとアドバイスを求めています。父のやり方や、アプローチの仕方、そして私がどんなことを想定しなければならないことなどについて、すごく勉強になりますからね。
父はもし映画監督になっていなければ、教師になりたかったって言う程、教えるのが得意な人。そして私は学ぶのが大好き!37歳にして、ようやくこの完璧な関係性が成立したんなんて、ちょっぴりおかしな話でしょう?(笑)
俳優デビュー時から振り返ってみて、ハリウッド界で成功したキーについて教えてください。
クリス:周りの人たちから受けた親切な行いに感謝すること。そしてその親切な行いを自分の周りの人にも返していくことではないでしょうか。
僕はこの業界で、ちょっとずつステップアップしていって、今のポジションに辿り着くことができたけれど、それは本当に周りの人たちの温かいサポートがあったからこそ成し遂げられたこと。僕がデビューした時には、自分がどれほど無知なのかという認識もなくて、それでも沢山の人がそんな僕に手を差し伸べてくれました。周りの人々の親切に心から感謝しています。
今では、作品で若き才能に溢れた俳優と共演するたびに自分の受けてきたそのサポートを、もっともっと若者に返していきたいと考えているんです。最近だと(『スパイダーマン:ホームカミング』でスパイダーマンを演じた)トム・ホランドとかね。自分が良い手本となれれば良いなと思います。
本質的に映画の世界というのは、仕事での過程や周囲の人たちとの関係性に対して、楽しむことを常に忘れない人々に動かされています。類は友を呼ぶという言葉がある通り、そういうハッピーな人たちの周りには、同じ考えの人たちがどんどん集まっていって、より良いものを生み出していく。
もちろん中には、人を蹴落としていくような人たちもいるけれど、そういう人たちは、結局マイナスとなることが自分に返ってきて、キャリアを落としていくんですよ。
僕はこの世界でステップを踏むことに、少し時間がかかったけれど、今ではすごく良い経験だったと思っています。何故なら、そういった人たちの失敗を近くでみることができたので、本当に大切なものを再認識する良い教訓となったからです。
シリーズではお馴染み、そして恐竜界最強のT-レックスはもちろん登場。
主人公オーウェンが育てたヴェロキラプトルのブルー(前作『ジュラシック・ワールド』に登場)はもちろん登場。
ジュラシック・ワールドではエサやりショーにて、空中につるされたサメを、水中からジャンプして一気に丸呑みにしたモササウルスはなぜか海の中に…その他、大きな口で威嚇、ワニのようなバリオニクスや、強そうな角で迫力あるバトルを繰り広げるカルノタウルスとシノケラトプス、ドーム型の頭で突進しまくるスティギモロクなど新キャラにも注目だ。
そして出演者が”人殺しの本能を持つケダモノ”と表現するのが新たなハイブリット恐竜インドラプトル。恐ろしく、オーウェンやクレアたちを脅かしていく。
日本に先駆けて公開された48ヵ国/地域(6月6日時点)では、すべての国で初登場No.1を獲得。興収約166億円を売上げた。
メイキングを交えた特別映像のなかで、クリス・プラットは「物語は次章に移る」と話しており、ブライス・ダラス・ハワードは「今回の物語は恐竜たちを新しい世界に連れ出す」と語っている。また、今回はジュラシック史上最も多くの恐竜が登場するという。ますます期待の高まるシリーズ最新作、まずは前作を見て、さらに予告編や特別動画で気持ちを高めてから、映画館に向かいたい。