国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018」が、2018年4月14日(土)から5月13日(日)まで開催される。
2018年の開催で6回目となる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、前回までに約38万人の来場を記録したイベント。国内外の作家の写真作品やコレクションを、京都の歴史的建造物や近現代建築の空間に展示する。今回のテーマは「UP」。プログラムを通じて、鑑賞者1人1人がポジティブに「UP」していけるような、原動力となる作品を紹介する。
1950年代からファッション写真に新しい表現を取り入れた、フランク・ホーヴァットの代表作および初期作品や、地理上の境界線や文化の壁を越えて発生する洪水災害に直面した人々を捉えたギデオン・メンデルの作品群「Drowning World」、など見るものに強い印象とメッセージを残す作品が勢揃いする。ガソリンを自身で運ぶ人々により発生する、ベナン共和国における交通渋滞の様子を切り取ったロミュアルド・アゾゥメの作品も印象的だ。
身近な者を被写体としながらも「自分とは何者か?」「写真とは何か?」という普遍的な問いを表した、日本を代表する写真家・深瀬昌久や、ユーモアな表現の中に、世界を俯瞰的にとらえる眼差しを見せる、1994年生まれの新星・宮崎いず美など、日本人の作家も登場。様々な表現の作品を、一度に目の当たりにすることができる。
写真祭に連動して、アーティストトークや展覧会を廻る週末ガイドツアー、ワークショップなど様々なプログラムを用意。京都市内各所のギャラリー、カフェ、教育施設など約60カ所で、サテライトの写真展「ケージープラス(KG+)」も開催される。
ザ・ノース・フェイス スタンダード 京都店では、蜷川実花のポラロイド写真展「レプリケーション」を開催。「レプリケーション」では、蜷川実花最新のストリートスナップから、代表作の一つでもある”花”をモチーフとした写真など、2017年11月には原宿でも展示された、ソリッドなストリートスナップをモノクロームのポラロイドに焼いた写真作品を展示。また、フレームの販売も行う。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018
会期:2018年4月14日(土)~5月13日(日)会場:丹波口エリア(京都市中央市場場外)、京都文化博物館 別館、両足院(建仁寺内)、誉田屋源兵衛 黒蔵/竹院の間 他、京都市内十数会場
■15 の展覧会を京都市内15 会場で展示+アソシエイテッド・プログラムとして4 つの展覧会
★在廊予定アーティスト
※入場料 ( ) 内は学生 [ 大学・高校・専門生 ] 料金
1. ローレン・グリーンフィールド ★GENERATION WEALTH
京都新聞ビル 印刷工場跡 (B1F)|入場料:無料
2. 森田具海 ★
Sanrizuka - Then and Now -
3. 小野 規 ★
COASTAL MOTIFS
堀川御池ギャラリー 1,2 階
入場料(2 会場共通):600 円(500 円)
4. フランク・ ホーヴァット ★
フランク ホーヴァット写真展
Un moment d’une femme
presented by CHANEL NEXUS HALL
嶋臺(しまだい)ギャラリー|入場料:無料
5. クロード・ディティヴォン
パリ五月革命ー夢みた現実
NTT西日本 三条コラボレーションプラザ
入場料:無料
6. ジャン = ポール・グード ★
So Far So Goude
presented by BMW
with a special CHANEL × GOUDE highlight
共催:京都新聞
京都文化博物館 別館|入場料:1200 円(1000 円)
7. 深瀬昌久
遊戯
誉田屋源兵衛 竹院の間 |入場料:1000 円(800 円)
8. ロミュアル・ハズメ ★
On the Road to Porto-Novo
ポルト・ノボへの路上で
誉田屋源兵衛 黒蔵|入場料:1000 円(800 円)
9. ステファン・シェイムス ★
Power to the People
藤井大丸 ブラックストレージ
入場料:800 円(600 円)
10. リウ・ボーリン ★
Liu Bolin × Ruinart
y gion |入場料:無料
11. 宮崎いず美 ★
UP to ME
ASPHODEL |入場料: 600 円(500 円)
12. 中川幸夫
俎上の華
両足院(建仁寺内)|入場料:1000 円(800 円)
13. ギデオン・メンデル ★
Drowning World
presented by FUJIFILM
三三九(旧貯氷庫)|入場料:600 円(500 円)
14. アルベルト・ガルシア・アリックス ★
IRREDUCTIBLES
三三九(旧氷工場)|入場料:600 円(500 円)
15. K-NARF ★
“THE HATARAKIMONO PROJECT”,
AN EXTRA-ORDINARY TAPE-O-
GRAPHIC ARCHIVE
中央卸売市場第一市場 関連棟 10・11 号棟 南壁面
(壁面に常時展示)
KYOTO MAKERS GARAGE
株式会社マツシマホールディングス Kyoto BMW
本社
入場料:無料
16. 蜷川実花
蜷川実花写真展 UTAGE 京都花街の夢
美術館「えき」KYOTO |入場料:一般 900 円ほか17. ジャック = アンリ・ラルティーグ
永遠の少年、ラルティーグ
―写真は魔法だ!―
細見美術館|入場料:一般 1300 円ほか
18. 須田一政
日常の断片
ギャラリー素形|入場料:無料
19. 林 典子
立命館大学国際平和ミュージアム 2018 年
度春季特別展
ヤズディの祈り-林典子写真展-
立命館大学国際平和ミュージアム
入場料:一般 400 円ほか
■蜷川実花 ポラロイド写真展「レプリケーション」
会期:2018年4月14日(土)~5月1日(火)
開場時間: 11:00~20:30
会場:ザ・ノース・フェイス スタンダード 京都
住所:京都府京都市中京区麩屋町通六角下ル坂井町450