「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」が、京都文化博物館 別館や二条城など、京都市内各所にて2024年4月13日(土)から5月12日(日)まで開催される。
京都を舞台に開催される国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、国内外の重要作家の写真作品を紹介するイベント。累計の来場者は約159万人にも上る、毎年恒例のアートイベントだ。歴史的建造物や近現代建築など、京都ならではの趣のある空間に、貴重な写真作品の数々が集結。2024年は、「SOURCE」=“源”をテーマに13の展覧会を開催する。
京都文化博物館 別館では、アマゾンの先住民族・ヤマノミを捉え続ける女性写真家、クラウディア・アンドゥハルの展示「ヤノマミ ダビ・コペナワとヤノマミ族のアーティスト」を開催。彼女の写真作品はもちろん、ヤノマミのシャーマンであり人々の代弁者であるダビ・コペナワの言葉、ヤノマミ族のアーティストたちによるドローイングや映像作品なども紹介される。
ヴィヴィアン・サッセンは、鮮やかな色彩かつ生命力にあふれる被写体を捉えることで、戦争や飢え、人種、女性性などのセンシティブな議論を投げかけるファッションフォトグラファー。そんな彼女の個展「PHOSPHOR: Art & Fashion 1990-2023」が、京都新聞ビル地下1階で開催される。
なお本展にはディオール(DIOR)が特別協賛。併設展としてパルファン・クリスチャン・ディオールが主催する「アート オブ カラー展」、「ディオール ヤング フォトグラフィー&ビジュアル アーツ アワード回顧展」が開催される。
KYOTOGRAPHIEは2020年より、アフリカの若手の現代アーティストを迎え、京都のローカルな商店街と多様性のあるアフリカを繋げた新作を発表している。2024年は、元ダンサーという異色の経歴を持つモロッコのアーティスト・ヨリヤス(ヤシン・アラウイ・イスマイリ)を招聘。鴨川周辺の人々や風景、ストリートの若者、出町桝形商店街の人々を撮影し制作した作品を、出町桝形商店街にて展示する。
このほか、川内倫子による展示「Cui Cui + as it is From Our Windows」京都芸術センターで開催される世界中の子供たちとその寝室をテーマにした展示「子どもたちの眠る場所」や、二条城 二の丸御殿 台所・御清所で発表される種子のポートレート「種子は語る」などにも注目だ。
【詳細】
「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」
開催期間:2024年4月13日(土)~5月12日(日)
会場:京都市内各会場(京都文化博物館 別館、二条城 二の丸御殿 台所、京都芸術センター、京都新聞ビル地下1階、両足院 ほか)
チケット料金:
・一般パスポート 前売り 5,000円、会期中販売 5,500円
・学生パスポート 前売り 3,000円、会期中販売 3,000円
※パスポートチケットは、会期中1回のみ、全会場を巡回できるチケット。
※前売り販売は3月15日(金)~4月12日(金)、会期中販売は4月13日(土)~5月12日(日)まで。
※そのほか詳細は公式サイトを確認。
※開催詳細は、状況により変更となる場合あり。