展覧会「美術館建築——アートと建築が包み合うとき」が、神奈川の茅ヶ崎市美術館にて、2025年4月1日(火)から6月8日(日)まで開催される。
鳥が翼を広げたような屋根を持つ茅ヶ崎市美術館の建築は、地域に根ざした設計で知られる建築家、山口洋一郎によるものだ。展覧会「美術館建築——アートと建築が包み合うとき」では、山口による建築を会場に、日本各地の特性を活かしたサイト・スペシフィックな「美術館建築」を紹介する。
本展で軸となるのが、茅ヶ崎市美術館をはじめとする5つの美術館。同館に加えて、釉薬の違いにより玉虫色の建築を生みだした内藤廣「島根県芸術文化センター」、2023年に開館した坂茂「下瀬美術館」、瀬戸内の島に造られた銅製錬所の遺構を活用し、風・水・太陽を「動く素材」として扱った三分一博志「犬島精錬所美術館」、そして上部の大きな穴から移ろいゆく自然を採りこむ西沢立衛「豊島美術館」に着目し、模型や設計図面、初期アイデアスケッチ、建築素材などを展示する。
加えて、坂倉準三「神奈川県立近代美術館」、ル・コルビュジエ「国立西洋美術館」、高橋靗一(たかはし ていいち)+第一工房「群馬県立館林美術館」も取り上げ、文化庁国立近現代建築資料館が所蔵するオリジナル図面を公開する。
展覧会「美術館建築——アートと建築が包み合うとき」
会期:2025年4月1日(火)〜6月8日(日)
会場:茅ヶ崎市美術館
住所:神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月5日(月・祝)は開館)、5月7日(水)
観覧料:一般 800円(700円)、大学生 600円(500円)、市内在住の65歳以上 400円(300円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者および介護者は無料
【問い合わせ先】
茅ヶ崎市美術館
TEL:0467-88-1177