「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023」が、京都文化博物館 別館や二条城など、京都市内各所にて2023年4月15日(土)から5月14日(日)まで開催される。
京都を舞台に開催される国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、国内外の重要作家の写真作品を紹介するイベント。累計の来場者は約135万人にも上る、毎年恒例のアートイベントだ。歴史的建造物や、モダンな近現代建築など、京都ならではの特別感あふれる空間に、貴重な写真作品の数々が集結する。2023年は、「BORDER」=“境界線”をテーマに14のプログラムを開催予定だ。
京都文化博物館 別館では、キューバ生まれのアーティスト、マベル・ポブレットの展示「WHERE OCEANS MEET」を開催する。マベル・ポブレットは、写真だけでなくミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートといった多彩な手法で創作。自身のアイデンティティや経験に基づき、キューバ社会と今日の世界について語りかけるような作品を特徴とする現代アーティストだ。
「WHERE OCEANS MEET」では、島国キューバに生まれたマベル・ポブレットにとって重要な要素である「海、水」をテーマに制作された作品を紹介する。
二条城 二の丸御殿 台所で開催されるのは、高木由利子の個展「PARALLEL WORLD」。世界各国の民族衣装を日常的に記録するプロジェクトと、ディオール(DIOR)とコラボレートした最新作を含む、現代のファッションを写し出した作品群をパラレルに展示する。
また、藤井大丸ブラックストレージでは、ウクライナ・ハリコフ生まれのアーティスト、ボリス・ミハイロフによる作品をスライドショー形式で展示。2枚のカラースライドを重ね合わせ、“二重”にすることで見えてくる謎めいた超現実的な世界観を映し出す。
さらに、誉田屋源兵衛 竹院の間では石内都と頭山ゆう紀といった2人の写真家による“対話”的なエキシビションを開催。自分の母親や、被爆者の遺品をモチーフにした写真をはじめ、国内外で活躍を続ける石内都と、生と死、時間、気配など目に見えないものを写真で立体的に表現する頭山ゆう紀、それぞれの写真作品を鑑賞することができる。
この他、デニス・モリスやココ・カピタン、山内悠、山田学、セザール・デズフリらアーティストの個展や、「レジリエンス ── 変化を呼び覚ます女性たちの物語」をテーマに過去の受賞作品を集めた「世界報道写真展」も開催される。
【詳細】
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023
展開時期:2023年4月15日(土)~5月14日(日)
会場:京都市内各会場(京都文化博物館 別館、二条城 二の丸御殿 台所、藤井大丸ブラックストレージ、HOSOO GALLERY、誉田屋源兵衛 竹院の間 他)
※内容、展覧会名、会場など開催詳細は予告なく変更になる可能性あり。
※後日追加情報を発表。