シリーズ第6作目となる最新作「フォールアウト」でも同じく、アクションシーンが見どころの1つとなる。今回は、飛行中のヘリコプターにしがみつき決死の表情を浮かべるトム・クルーズの姿が…。今回は、シリーズ史上最大規模の超絶スタントに挑戦しているという。
トム自身でアクションをこなすことから、ビルからビルへとジャンプするシーンの撮影中にケガを負ったことが大々的に報じられていたが、驚異的な回復力によってすぐに撮影を再開したそうだ。
「フォールアウト」のために、トム・クルーズはヘリコプターのライセンスを取得。操縦は最難関のようで、スタント専門家から「役者がヘリコプターの操縦に挑戦するのは"不可能"に近い」とも言われていたようだが、トムからの強い要望で彼自身が操縦することに。
1日8時間×3ヶ月乗っても初心者レベルまでしかいけないと言われるヘリコプター操縦訓練を、「短時間で2000時間の訓練をこなす」と取り組み、ライセンスを取得。物語の重要シーンで、トムが高難度のアクロバット飛行を披露する。
トム・クルーズは“ヘイロージャンプ”と呼ばれる超高速落下スカイダイビングにも挑戦。もともとは軍の潜入作戦用に開発された降下方法である“ヘイロージャンプ”。酸素の少ない上空7620mの高度から特殊マスクを装着し時速320キロで下降、そして地上寸前でパラシュートを開くという決死のジャンプだ。シリーズ史上かつてない高さからのジャンプシーンとなっている。
また、“フォールアウト”という言葉とかけて、「その手に血が流れるだろう。君の善意から生まれる最悪の結末とともに。」とイーサンに語りかける謎の男の姿や、核兵器に用いられるであろうプルトニウム映し出されるシーンもあり、サブタイトルが物語に2重の意味で関わってくることを示唆している。
美しい街並みをバックにした激しいカーチェイスなどのアクションシーンも見どころの一つ。メイン舞台の一つはパリだ。劇中には、エッフェル搭、凱旋門、グラン・パレ、パレ・ロワイヤル庭園など、フランス・パリの名所の数々が登場している。
公開に先駆けて、トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督が来日。空港には約1000人が集まったと言われているが、俳優、監督ともに、1人ひとり丁寧にサインや写真撮影に応ていた。
日本語吹替版声優として、DAIGOと広瀬アリスが参加。DAIGOはヘンリー・カヴィル演じるオーガスト・ウォーカー役を、広瀬アリスはヴァネッサ・カービー演じる美しき暗殺者 ホワイト・ウィドウ役を務める。その他、イーサン演じるトム・クルーズの吹替を森川智之が担当するなど、根本泰彦、手塚秀彰、甲斐田裕子らが重要キャラクターの吹替声優を続投する。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
日本公開:2018年8月3日(金)
全米公開:7月27日(金)予定
原題:MISSION:IMPOSSIBLE -FALLOUT
監督:クリストファー・マッカリー
脚本:クリストファー・マッカリー
製作:J・J・エイブラムス、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、サイモン・ペグ、ヴィング・レイムス、レベッカ・ファーガソン、アレック・ボールドウィン、ミシェル・モナハン、ヘンリー・カヴィル、ヴァネッサ・カービー、ショーン・ハリス、アンジェラ・バセット