マイケル・コース コレクション(Michael Kors Collection)は、2018-19年秋冬コレクションをアメリカ・ニューヨークにて発表した。
今季は、スポーティー、エレガント、フェミニン、マニッシュなど、様々なムードのスタイリングをオープンなマインドでミックス。ピースの1つ1つが、個性とともに存在感を放ち、自由な発想で着こなしを楽しむことができる。
鮮やかな花柄、ドット、イギリスのイラストレーターであるデイビット・ダウントンとコラボレーションした水彩画のようなタッチのプリントなど、多彩な柄がコレクションを彩る。中でも特にアイキャッチなのは、大胆なタータンチェックのルック。オーセンティックな赤のタータンチェックのコートに、チェックのストールやバッグで統一したルックには、同系色のフラワープリントドレスを合わせて華やかに。切り込みのような袖から腕を通した斬新なパターンや、組み合わせたレオパード柄のブーツが奔放な印象をもたらす。
また、タータンチェックのパンツにマスタードのソフトなセーターを組み合わせるとパンクな雰囲気のスタイリングが完成。構成するアイテムはシンプルだが、組み合わせて着ることによってエネルギッシュさを増す。
スポーツテイストのアイテムをラグジュアリーに見せるコーディネートも、今シーズンで注目したいポイント。厚地のリュクスな素材で仕立てたキャメルのコートから見えるのは、ホワイトのラインを施したレッドのスウェットのセットアップだ。足元にはファーのスライダーを合わせリラックスムードを描くものの、ボリュームのあるレオパードのストールとコートが優雅さを演出。気品あふれるスポーツスタイルを構築している。
フロントに大胆なロゴをあしらったスウェットシャツはメンズ、ウィメンズともに登場したアイテム。ファージャケットやスパンコールのパンツに組み合わせて意外性のあるスタイリングを楽しんだり、サルエルデニムにマフラーを巻いた、シンプルなモード感を作り出したりと、幅広い表情を見せる。
優美なドレープを描く花柄スカートやセットアップも、中綿入りのショールジャケットやレザーのレースアップブーツなど、活動的な印象や無骨さを持った異素材のアイテムとコーディネートすることで、王道のエレガンスとは異なる新しい表情に。ビーズやスパンコールの装飾をあしらい、可憐に仕上げたグレーのアーガイルセーターには、ゴージャスな光沢感のジャカードスカートをセレクト。カジュアル、フェミニン、ゴージャスをハイブリッドさせたスタイリングを提示した。