映画『ラッカは静かに虐殺されている』が、2018年4月14日(土)よりアップリンク渋谷、ポレポレ東中野ほかにて全国順次公開される。
本作の舞台はシリア内線において「イスラム国(IS)」に制圧されたシリア北部の街ラッカ。街の惨劇を世界に伝えるべく立ち上がった市民ジャーナリスト集団“RBSS”(Raqqa is Being Slaughtered Silently/ラッカは静かに虐殺されている)が、スマートフォンを武器に武装勢力「イスラム国」に立ち向かう、現実の出来事とは思えない壮絶な緊迫感で捉えたドキュメンタリー映画だ。
監督を務めるのは、映画『カルテル・ランド』で2016年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたマシュー・ハイネマン。同作では、メキシコ麻薬密売地帯に危険を顧みず潜入し、ドキュメンタリー作家として一躍その名を世界に轟かせた。
戦後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦。2014年6月、その内戦において過激思想と武力で勢力を拡大する「イスラム国」がシリア北部の街ラッカを制圧した。かつて「ユーフラテス川の花嫁」と呼ばれるほど、美しかった街はISの首都とされ一変する。爆撃で廃墟と化した街では残忍な公開処刑が繰り返され、市民は常に死の恐怖と隣り合わせの生活を強いられていた。海外メディアも報じることができない惨状を国際社会に伝えるため、市民ジャーナリスト集団“RBSS”(Raqqa is Being Slaughtered Silently/ラッカは静かに虐殺されている)は秘密に結成された。彼らはスマホを武器に「街の真実」を次々とSNSに投稿。そのショッキングな映像に世界が騒然となるも、RBSSの発信力に脅威を感じたISは直ぐにメンバーの暗殺計画に乗り出す。
【詳細】
『ラッカは静かに虐殺されている』
公開日:2018年4月14日(土)
監督・製作・撮影・編集:マシュー・ハイネマン
製作総指揮:アレックス・ギブニー
配給:アップリンク