時代小説「引っ越し大名三千里」が映画化。『引っ越し大名!』として2019年8月30日(金)に全国で公開される。『超高速!参勤交代』シリーズで、時代劇の新境地を切り開いた土橋章宏による小説が原作で、今回のテーマは“引っ越し"だ。
生涯に7回もの引っ越し(国替え)を命じられた実在の大名・松平直矩(なおのり)がモデル。国替えとは、もちろん、現代の引っ越しとは比べ物にならないほど費用がかかった一大イベント。参勤交代をはるかに上回る無理難題を実施しなければならない藩士たち。お国の一大事を救うため、知恵と工夫で乗り切ろうとする姫路藩の汗と努力と涙と笑いのストーリーだ。
主人公・片桐春之介を演じるのはミュージシャンや俳優など幅広いジャンルで大活躍の星野源。役柄は書庫番で引っ越し奉行。本を読むのは大好きだが、人と接するのが苦手な内気なキャラ。にも拘わらず奉行として駆り出される。人と接しながら、悩み、人々と協力しつつ成長していく。
春之介の幼馴染で、春之介を引っ越し奉行に推薦する御刀番・鷹村源右衛門役は、高橋一生。腕っぷしの強さと豪傑さで春之介を支える相棒だ。
前任の引っ越し奉行・板倉の娘で父の引っ越しテクニックを春之介に指南する於蘭(おらん)役に、高畑充希。春之介をサポートするしっかりもの&仕切れる女性。
引っ越し大名こと松平直矩役は及川光博が務める。生涯7回もの国替えを幕府から命じられた“不運の大名”が及川が時にコミカルさも加えながら演じ切る。
多額の費用工面に協力する勘定頭・中西監物役は映画『本能寺ホテル』にも出演した濱田岳、勤勉で将来有望な藩士・山里一郎太役は小澤征悦、次席家老・藤原修三役は西村まさ彦、国家老・本村三右衛門役は映画『のみとり侍』『検察側の罪人』出演の松重豊が担当する。
星野源演じる片桐春之介の母親・波津役には、富田靖子。江戸留守居役として、及川光博演じる松平直矩に国替えの命が下ったことを慌てて知らせる仲田小兵衛は、ドラマ「獣になれない私たち」映画『空母いぶき』の山内圭哉。春之介が引っ越し費用を借りに行く商人・和泉屋の若旦那役には岡山天音が選ばれている。
また、主人公・春之介たち姫路藩の面々に国替えを言い渡した黒幕・柳沢吉保役として向井理が出演する。