展覧会「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」が、東京都庭園美術館にて2018年9月17日(月・祝)まで開催される。
ウルフ作(メイナク)《ジャガー》 ⓒ BEĨ collection / by Rafael Costa
展覧会「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」に取り上げるのは、南米大陸で作られたユニークな椅子だ。ブラジル北部アマゾン河やシングー川流域に暮らす先住民の人々は、動物のフォルムや幾何学的な模様を取り入れた椅子を制作している。
モチーフとなるのは愛くるしい動物たちが多く、手を長くのばしたサルや首を張ったジャガー、鼻を長くのばしたパクなどの姿がデザインに落とし込まれている。
制作者不詳(カヤビ)《バク》 ⓒ BEĨ collection / by Rafael Costa
それらの椅子は、日常生活の中だけでなく、シャーマンによる儀式や結婚式など、特別な機会でも使用。生活、伝統、独自の神話と色濃く結び付き、コミュニティ内の文化的・社会的なシンボルとしても活躍している。
制作者不詳(クイクロ)《サル》 ⓒ BEĨ collection / by Rafael Costa
展覧会「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」では、ブラジルの出版社ベイ出版が持つ、300点を超えるベイ・コレクションの中から選りすぐりのものをセレクト。27部族350点を超える椅子のコレクションの中から、動物を象った椅子を中心に、17部族の椅子コレクション約90点を展示する。彼ら独自の感性から生まれた造形は、見るものの想像力をかきたててくれるに違いない。
【詳細】
展覧会「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」
会期:2018年6月30日(土)〜9月17日(月・祝)
会場:東京都庭園美術館
住所:東京都港区白金台5-21-9
休館日:第2・4水曜日(7/11, 7/25, 8/8, 8/22, 9/12)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
※7月20日〜8月31日までの毎週金曜は21:00まで開館(入館は20:30まで)
観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生(専修・各種専門学校含む) 960円(760円)、中学生・高校生 600円(480円)、65歳以上 600円(480円)
※()内は前売・団体料金。前売り券e+にて販売、団体は20名以上。
※夜間開館日は、17:00以降学生は無料、一般・65歳以上は団体料金適用※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者と介護者一名が無料。
※教育活動として教師が引率する都内の小中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)。
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料。
【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600