昨年東京・表参道のGYREで開催し好評を博した『能作展』がカムバック。今回は、"VISION<洞察>"をテーマに、伝統の鋳物技術を継承した仏具から最先端医療器具まで、常に進化し続ける能作のものづくりの世界を全身で体感できる。
能作は、富山県高岡に400年間伝わる鋳物の技術を用いた幅広いジャンルの商品をし、その魅力を現代に伝え続けるメーカー。今回の展示では、高岡の医療機器メーカーと共同開発中の最先端医療器具が登場するほか、高岡能作工房のライブ中継、製作工程インスタレーションも実施。さらにオリジナル風鈴や新作プロダクト(メゾン・エ・オブジェ2012出展品)も会場で販売される。
昨年夏、GYREを癒しの響きで包み込んだ風鈴インスタレーション『風を聴く、音を観る』も再び戻ってくる。ここでしか聞くことのできない夏の風物詩を楽しみながら、現代の名匠が描き出す未来をのぞいてよう。
【イベント情報】
■『能作展-NOUSAKU_vision』
会期:2012年6月17日(日)~7月16日(月)11時~20時 入場無料
会場:EYE OF GYRE / GYRE 3F
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1
TEL: 03-3498-6990
主催:GYRE 共催:株式会社能作
空間構成:JTQ 谷川じゅんじ
映像:GLMV
サウンドデザイン:谷田部タケオ
■GYREモビールインスタレーション2012『風を聴く、音を観る』
会期:2012年6月15日(金)~8月下旬(予定)
会場:GYRE 中央吹き抜け
主催:GYRE
協力:株式会社能作
空間構成:JTQ 谷川じゅんじ
【株式会社能作プロフィール】
大正5年(1916)の創業以来、富山県高岡の地に400年伝わる鋳造技術を用いた仏具、茶道具、花器、インテリア商品などを通して、伝統工芸品である高岡銅器の魅力を今に伝えている。鋳造とは鋳型に溶けた金属を流し込んで製品を作る方法で、できた金属製品は鋳物とよばれている。能作の製品は、用途や製品に応じた高度な鋳造方法、金属材料(錫、真鍮、青銅、アルミ)を用い、味わいのある製品を生み出す。長い歴史の中で培われた伝統、技術、精神を今の時代に照らし合わせ、次の世代へと受け継いでいくため、「能」が詰まった味わいのある製品、「作」への好奇心を形にすべく、分野を越えたものづくりに挑戦し続ける。2012年5月17日開業の「パレスホテル東京」B1階商業施設内に直営店をオープン。
URL:www.nousaku.co.jp