映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』が、2019年5月18日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー。“ドキュメンタリーの巨匠”フレデリック・ワイズマン監督が、アメリカ・ニューヨーク公共図書館を捉えた作品だ。
映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』の舞台は、アメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアとグランドセントラルの中間に位置するニューヨーク公共図書館。漫画『BANANAFISH』やドラマ&映画『SEX AND THE CITY』の登場シーンとして、知っている人も多いはずだ。
本館と92を超える分館に分かれたニューヨーク公共図書館には、6,000万点ものコレクションが所蔵されている。そのため“世界屈指の知の殿堂”として、研究者、世界中の図書館員の憧れの図書館として愛されて続けている。
この世界でも有名な公共図書館で、映画を撮るのはドキュメンタリーの巨匠”フレデリック・ワイズマン監督だ。2016年にアカデミー名誉賞を受賞し、御年89歳となるいまなお1年から1年半に1本のペースで新作を発表している“生ける伝説”的存在。2015年には「名画の宝庫」として知られる、ロンドンの美術館ナショナル・ギャラリーを捉えた映画『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』が公開された。
今回、フレデリック・ワイズマン監督は、一般の来訪者では見ることのできない図書館の舞台裏を捉えた。厳粛な場所というイメージのある図書館が、作品を通してイメージを変えるほど楽しげな場面も交えているという。
なお、作品制作にあたり、フレデリック・ワイズマン監督は「この映画を作って初めて、ニューヨーク公共図書館の奥深さ、領域の広さ、本館と92の分館ですべての階級・人種・民族を対象にした幅広いサービスを提供していることを知ることができた。」とコメントしている。
映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』
公開日:2019年5月18日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー
監督・録音・編集・製作:フレデリック・ワイズマン
原題:Ex Libris - The New York Public Library