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クリスチャン・ボルタンスキーの展覧会、エスパス ルイ・ヴィトン東京で - 記憶を題材にした映像作品

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ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON) 表参道店内のアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン東京」は、クリスチャン・ボルタンスキーの展覧会「CHRISTIAN BOLTANSKI - ANIMITAS II」を、2019年6月13日(木)から11月17日(日)まで開催する。

クリスチャン・ボルタンスキーの展覧会、エスパス ルイ・ヴィトン東京で - 記憶を題材にした映像作品|写真1
ANIMITAS (MÈRES MORTES), DEAD SEA, ISRAEL.
《アニミタス死せる母たち》、死海、イスラエル 2017年
フルHDビデオ、カラー、音声 10時間33分
Full HD video, colour, sound - 10 hours 33 min
Courtesy of the Fondation Louis Vuitton
© Adagp, Paris 2019

「CHRISTIAN BOLTANSKI - ANIMITAS II」では、フランスのアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーを紹介。記憶、追悼と時間を主なテーマに据え、著述、フィルム、彫刻、写真など多岐にわたる表現形式で創作活動を行ってきたボルタンスキーは、現存するフランスのアーティストの中では最も影響力を持つ人物だ。自身の人生や、不特定多数の人々の人生の出来事・記録などを題材に、写真、新聞、アーカイヴ、洋服を用いた作品を通して過去の「再構築」を図っている。

会場では、ボルタンスキーの近年における最も野心的なプロジェクトともいえる、2つの映像作品《アニミタス(ささやきの森)》と《アニミタス(死せる母たち)》を紹介。死者を祀る路傍の小さな祭壇へのオマージュとして、人里離れた広大な野外に設置されたインスタレーションを、日の出から日没までワンカットで撮影した映像だ。

《アニミタス》のインスタレーションでは、ボルタンスキーが生まれた日の夜の星座の配列をなぞるようにして、細い棒300本を地面に突き刺し、その1本1本の先端に風鈴が揺れている。第1作目のインスタレーションがチリのアタカマ砂漠で行われた後、日本の豊島、ケベックのオルレアン島、イスラエルの死海のほとりでも同様のインスタレーションを実施。

時間の流れと共に消滅する運命にある《アニミタス》のインスタレーションは、ボルタンスキー個人の歴史と、その象徴となるものを設置する土地そのものの物語、すなわちその土地に存在していた何千人もの死者の魂の物語を1つにする試みだ。

なお、東京・国立新美術館でも、ボルタンスキーの回顧展が2019年6月12日(水)から2019年9月2日(月)まで開催されている。

【詳細】
CHRISTIAN BOLTANSKI - ANIMITAS II
会期:2019年6月13日(木)~11月17日(日)
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7階
開館時間:12:00~20:00
休館日: ルイ・ヴィトン 表参道店に準ずる
入場料:無料

【問い合わせ先】
TEL:0120-00-1854

Photos(1枚)

クリスチャン・ボルタンスキーの展覧会、エスパス ルイ・ヴィトン東京で - 記憶を題材にした映像作品|写真1

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