『約束のネバーランド』が実写映画化。2020年12月18日(金)に公開される。主演は浜辺美波。
“約ネバ”の略称でも親しまれる『約束のネバーランド』は、2016年8月より週刊少年ジャンプ(集英社)で連載され、2019年1月にはテレビアニメ化も果たした、白井カイウ原作、出水ぽすか作画による“異色”の脱獄サスペンス作品。
「孤児院で幸せに育てられていた子どもたちは、実は食用児として鬼に献上されるために飼育されていた」という衝撃的な導入から始まる『約束のネバーランド』は、「このマンガがすごい!2018 オトコ編1位」(宝島社)をはじめとする、国内外の漫画賞を多数受賞。
従来のジャンプ作品のイメージを裏切りつつも、少年少女たちが力を合わせて圧倒的な「逆境」を乗り越えようとする姿が読者の心を掴み、異例のヒットを記録した。
原作では孤児たちが出荷される年齢が12歳だったのを、映画では16歳に引き上げることで、深みのあるキャラクターを演じることができる俳優が集結。手に汗握るサスペンスと、感動へと誘う人間ドラマを描き出す。メインキャラクターを演じるのは、浜辺美波、城桧吏、板垣李光人だ。
エマ(浜辺美波)…天真爛漫で誰よりも真っすぐな性格の主人公。里親に引き取られる年齢になる日を待ちつつ、外の世界で過ごせる幸せな日々がやってくると信じている。『映画 賭ケグルイ』や、『君の膵臓をたべたい』など話題作に出演、自身も原作の大ファンだったという浜辺美波がエマ役を務める。
浜辺美波コメント
約束のネバーランドは、本当に愛してやまない漫画です。そんな原作の実写映画化をするにあたって、美しい世界観を表現することの難しさに頭を抱えた事も多々ありましたが、この作品に懸けるスタッフと、元気いっぱいの子供たち、そして何よりも私の中にある原作愛を原動力にすることで、エマを演じることが出来て良かったと思えるようになりました。私と同じように原作を愛する方々の想像を超える“ネバーランド”に、皆様を導けるよう全力を尽くします。
レイ(城桧吏)…クールな少年。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した映画『万引き家族』にも出演した城桧吏が演じる。
ノーマン(板垣李光人)…理性的でリーダー格の少年。里親が見つかり、孤児院を笑顔で後にする孤児に、エマと忘れ物を届けようとしたところ、無残にも命を奪われ、食料として出荷される孤児の姿を目撃する。演じるのは、『仮面ライダージオウ』の出演で業界関係者の注目を集める、板垣李光人。
そして、エマたちが暮らす孤児院“グレイス=フィールド”の子供達の最愛のママ・イザベラと、その手下のシスター・クローネには、北川景子と渡辺直美がそれぞれ起用される。原作者の白井カイウも「まさに“特上”」と絶賛するほどの配役となった。
『約束のネバーランド』のカギを握る2人の“飼育監”と子供たちの頭脳戦はもちろん、イザベラとクローネという飼育監”同士の戦いにも注目したい。
イザベラ(北川景子)…エマたちが暮らす孤児院“グレイス=フィールド”の子供達の最愛のママであり、エマ達のような高い知能を持った子供を育てるママ界のトップオブトップ。慈愛と微笑みに満ちた理想的なママの姿と、鬼の手下として冷酷かつ無慈悲な態度でエマ達を追い詰めるという、衝撃的な2面性を持つその役を、北川景子が演じる。
クローネ(渡辺直美)…イザベラの手下ながらに下克上を狙うシスター、クローネは渡辺直美。表情豊かかつ過剰なほどの動作で、原作の中でも異色のキャラクター。