企画展「柳宗理デザイン 美との対話」が、2020年1月24日(金)から3月23日(月)まで、島根県立美術館にて開催される。
戦後日本を代表するプロダクトデザイナー、柳宗理。生活のなかに美を見出す“民藝運動”の指導者・柳宗悦の家庭に育った彼は、第二次世界大戦後、本格的にデザインの仕事を始め、柳工業デザイン研究会を設立。日本におけるプロダクトデザインの確立と発展に大きく貢献した。
「柳宗理デザイン 美との対話」では、代表作である《バタフライスツール》をはじめ、柳宗理がデザインを手掛けた家具、食器、キッチンツール、グラフィックデザインなど600点以上を展示する。
また、東京オリンピックの聖火トーチや、東名高速道路の防音壁といった公共構造物の写真、そして実現は到らなかった建築物の模型なども展示。小さな生活用品から大型の構造物にいたるまで、生涯にわたり幅広い分野で活躍した仕事の全貌へと迫る。
さらに、柳宗理がとり結んだ山陰の民藝との関わりも紹介。島根出身で、やはり民藝運動を先導した陶芸家・河井寬次郎の窯でつくった《黒土瓶》などを展示する。
企画展「柳宗理デザイン 美との対話」
会期:2020年1月24日(金)〜3月23日(月)
休館日:火曜日(ただし2月11日(火)は開館)、2月12日(水)
開館時間:1月・2月 10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)、3月 10:00~日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで)
会場:島根県立美術館
住所:島根県松江市袖師町1-5
料金:一般 1,000円(800円)、大学生600円(450円)、小中高生 300円(250円)
※( )内は20名以上の団体料金
※ 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者、およびその付添の方は観覧無料
【問い合わせ先】
島根県立美術館
TEL:0852-55-4700