住野よる原作『青くて痛くて脆い』が、吉沢亮と杉咲花のW主演で実写映画化。2020年8月28日(金)より全国東宝系で公開となる。
『青くて痛くて脆い』は、浜辺美波と北村匠海のW主演で映画化され、大ヒットを記録した“キミスイ”こと『君の膵臓をたべたい』の原作同名小説を手掛けた、住野よるの描く5作目のベストセラー小説。発売当時のインタビューで住野自身が“今まで出した本の中で一番自信がある最高傑作”と述べるほどの意欲作であり、大切な仲間と居場所を奪われた大学生の青年が、嘘と悪意にまみれながら復讐していく青春サスペンスだ。
主人公の田端楓(たばたかえで)は、映画『キングダム』で第62回ブルーリボン賞・助演男優賞、第43回日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を受賞した吉沢亮が演じる。
2020年もドラマ・映画への出演は止むことなく映画『一度死んでみた』や『東京リベンジャーズ』などの公開を控え、2021年にはNHK大河ドラマ「青天を衝け」では主演も決定している吉沢。本作では、コミュニケーションが苦手で、他人と距離を置き、その人の人生に立ち入ろうとしない大学生・田端楓を、独特な存在感と確かな演技力で魅せる。
吉沢とのW主演となるのは杉咲花。『湯を沸かすほどの熱い愛』で第41回報知映画賞・助演女優賞、第59回ブルーリボン賞・助演女優賞、そして第40回日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞を受賞し、2019年はNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の出演も記憶に新しい。
杉咲が演じる物語のヒロイン・秋好寿乃(あきよしひさの)は、理想を目指すあまり空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いている女子大生だ。
また、フレッシュで個性的な俳優陣が青春サスペンスの物語を盛り上げる。配役とキャストは以下の通りだ。
前川董介:岡山天音…楓のバイト仲間で、楓と秋好が創ったサークル“モアイ”をぶっ潰す手助けをする。
本田朝美(ポン):松本穂香…董介のゼミの後輩で“モアイ”の幽霊部員。
天野巧(テン):清水尋也…“モアイ”の幹部で積極的に社会人や企業への媚売りを進める。
西山瑞希:森七菜…楓と秋好が“モアイ”の活動をしていた時に知り合った、不登校の少女。
川原理沙:茅島みずき…楓のバイトの後輩で、“モアイ”に加入する。
大橋:光石研…西山瑞希の学校の担任。
脇坂:柄本佑…“モアイ”を外部者として支援し、その発展に寄与した人物。
メガホンをとるのは狩山俊輔。「ブラック校則」などを手掛ける河野英裕がプロデューサーを務める。
主題歌は4人組ロックバンド・BLUE ENCOUNTの「ユメミグサ」。原作小説『青くて痛くて脆い』のテーマソングとして「もっと光を」が使用されていたが、原作者・住野よるたっての希望で、映画でもBLUE ENCOUNTが主題歌を担当することとなった。
人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢亮)と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲花)。まるで正反対なひとりぼっち同士の2人は、「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル【モアイ】を作るが、秋好は“この世界”から、いなくなってしまった…。
秋好の存在亡きあと、モアイは社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした意識高い系就活サークルに成り下がってしまう。
取り残されてしまった楓の怒り、憎しみ、すべての歪(ゆが)んだ感情が暴走していく……。
あいつらをぶっ潰す。モアイをぶっ壊す。どんな手を使ってでも……。
楓は、秋好が叶えたかった夢を取り戻すために親友や後輩と手を組み【モアイ奪還計画】を企む。
青春最後の革命が、いま始まる。
【作品詳細】
映画『青くて痛くて脆い』
公開日:2020年8月28日(金) 全国東宝系公開
監督:狩山俊輔
脚本:杉原憲明
出演:吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜、茅島みずき、光石研、柄本佑
原作:住野よる「青くて痛くて脆い」(KADOKAWA)
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:東宝
製作幹事:日本テレビ放送網