ポール・スミス ( Paul Smith )
はっと目を引くブライトカラーを用いたカラーブロッキングに、シルエットの綺麗なジャケットやパンツはポール・スミスの定番。その中にも今季は、シースルーのトップスやマイクロミニのタイトドレスなど、女性らしさが光るアイテムが加わり、存在感を示した。
ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル ( Vivienne Westwood Red Label )
神話上の自然から得たインスピレーションにトレンドのエッセンスを加えた今季。光を受けて多色に輝くメタリックカラーのアイテムが、神秘的なムードへと導く。
このルックでオーブ×パールのラグジュアリーなネックレスと重ね付けしたのは骸骨モチーフのネックレス。プリンセスラインのドレスにも毒っ気を効かすのがパンクなヴィヴィアン スタイルだ。遊び心あふれるアーティスティックなメイクにも目が行く。
サス&バイド ( sass & bide )
サス&バイドは、産業化した社会の様相と自然の美しさといった相反する要素をめぐるバランスがテーマ。身体をなぞるようにはわせたラインが特徴的で、全体的に力強くてソリッドな印象。
ネックコンシャスなスタイリングにも注目。
J.W.アンダーソン ( J.W.Anderson )
J.W.アンダーソンはデイリーに取り入れたいアイテムが満載で、今季もファッショニスタ達からの熱いラブコールを受けるに違いない。全体的にミニマルで素材やシルエットの美しさが光り、足元もスリッポンを合わせて洗練されたスポーツスタイルといったムード。そこに襟ぐりに入れたギャザーやスカートのサイドスリット、アシンメトリーなカッティングのボトムスなどさりげなく凝ったディテールをプラスした。胸元に施したカラーパネルのようなアクセントや腰部分で存在感を放つ、×印などがモダンアートのテイストも加える。スカートベルトがだらりと垂れているようにみえるデザインも気になるアクセント。
クリストファー ケイン ( Christopher Kane )
迷彩プリントにボリューミーなファーを合わせた目新しいルックでスタートしたクリストファー ケイン。その後もつなぎ目が今にも破れ落ちてしまいそうなベルベットのスカートや、トリミングにフェザーを使ったライダースなど、クリエイティビティの光る小技の効いたアイテムのオンパレードだ。一部をファーやシースルーに切り替えたシューズは、秋冬のウィッシュリストに入れたいアイテムになるだろう。
バーバリープローサム ( Burberry Prorsum )
ロンドンの目玉といえば、バーバリー・プローサム。今季も旬のモデルたちを起用し、華やかなショーとなった。ラテックスや艶のあるビニル素材など、定番トレンチにもケミカルなマテリアルをミックス。アニマル柄や、ハートモチーフなどのポップなパターンでパンチを効かせた。ベルトやドレスストラップ、コートの裾に使われたメタル素材は、アーバンな雰囲気を醸し出す。バッグは、大きめのクラッチバッグを無造作につかんで。