企画展「西洋の木版画 500年の物語」が、東京の町田市立国際版画美術館にて、2020年9月26日(土)から11月23日(月・祝)まで開催される。
ヨーロッパで木版画制作が始まったのは、1400年頃のこと。その半世紀後にグーテンベルクが活版印刷を発明すると、木版画は本の挿絵に用いられて発展し、15世紀末のデューラーの登場により最初の頂点を迎えた。しかし、銅版画が版画制作の中心を占めるようになると、木版画はわずか日常的な印刷物に使われるのみとなった。
18世紀末になると、細かな線まで表現できる「木口木版」の技法が登場。19世紀に発明された多色刷りの技術は、絵本などを豊かに彩った。そして19世紀後半には日本の浮世絵といった異文化の影響のもと、木版画は実用的な技術から美術表現として再評価されるようになったのだ。
企画展「西洋の木版画 500年の物語」では、15世紀から現代にまでいたる西洋の木版画の歴史を紹介。緻密なデューラーの作品や、グリーナウェイによる木口木版の絵本、そしてゴーギャンやカンディンスキーなど計120点の作品から、木版画の豊かな世界を探る。
企画展「西洋の木版画 500年の物語」
会期:2020年9月26日(土)~11月23日(月・祝)
会場:町田市立国際版画美術館 企画展示室1・2
住所:東京都町田市原町田4-28-1
TEL:042-726-2771/0860/2889
休館日:月曜日(11月23日(月・祝)は開館)
開館時間:平日 10:00~17:00 / 土日祝 10:00~17:30
※入場は閉館30分前まで
観覧料:一般 800円(600円)、大学・高校生 400円(300円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※展覧会初日9月26日(土)、文化の日11月3日(火・祝)は入場無料
※シルバーデー(毎月第4水曜日)10月28日(水)は65歳以上は入場無料
※身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)、精神障がい者保健福祉手帳の提示者と付添1名は半額