展覧会「イメージの魔術師 エロール・ル・カイン展」が、2025年4月5日(土)から6月1日(日)まで東京の八王子市夢美術館にて開催される。
1941年にシンガポールで生まれた絵本作家エロール・ル・カイン。幼少期をアジアで過ごした後、15歳で単身イギリスへ渡英してアニメーションを学ぶ。映画スタジオやBBCテレビでアニメーション制作に携わる中で、ずっとやりたいと思っていた絵本作家としてもデビュー。以後、『ハイワサのちいさかったころ』のほか、40点以上に及ぶ絵本の挿絵を手掛ける。東洋美術、西洋美術、映画、アニメーションなど、さまざまな様式が組み合わさった幻想的で色彩豊かな作風が人気を博している。
「イメージの魔術師 エロール・ル・カイン展」では、『三つのまほうのおくりもの』をはじめとする絵本のストーリーを紹介。さらに絵画原本、スケッチ、資料などから、繊細な描写でありながら大胆な構図も併せ持つ絵の秘密に迫る。
会場内では、絵本作家としての第一歩を踏み出すことになった『アーサー王の剣』のほか、悪態ばかりついている王様が悪態が本当になる呪いにかけられる『キャベツ姫』、朝になると靴がボロボロになっている12人の姫の謎に迫る『おどる12人のおひめさま』の絵などを展示する。
【詳細】
「イメージの魔術師 エロール・ル・カイン展」
開催期間:2025年4月5日(土)~2025年6月1日(日)
会場:八王子市夢美術館
住所:東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F
時間:10:00~19:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日は開館し、翌平日が休館となる)
料金:一般900円、学生(高校生以上)、65歳以上450円、中学生以下無料
【問い合わせ先】
八王子市夢美術館
TEL:042-621-6777