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■おふたりとも映画が好きなんですね。映画以外で心のよりどころとなるものはありますか?

高畑:私は親ですね。今でもたまに実家に帰ったりしますが、両親が何事に対しても「何とかなる」というタイプで、大阪に帰ると元気になります。最近、仕事で実家に帰った際に、突然両親に「面白そうな人生でいいよな」と羨ましがられまして。自分もそう思いますし、良い人生だな、改めて気付かされました。

大久保:私は、愛犬のパコ美ちゃんですね。仕事に行きたくないなと思うことはないですが、パコ美ちゃんのためにもう少しお金を稼いで、生活に余裕を持たせたいなと思うようになりました。まあ、だいぶ貯まりましたけど。(笑)仕事から帰って疲れたなと思うこともありますが、何十年ぶりに会ったのではないかと思うほど毎回私の帰りを喜んでくれて。それを見ると穏やかな気持になります。1日の終わりには一緒に晩酌しますし、本当に救われていますね。

<キャリアについて>

高畑充希, 大久保佳代子 インタビュー|写真12

■高畑さんは、中学時代にデビューされてから今に至るまで、女優として活躍されていらっしゃいますが、ご自身の女優としての強みは何であると捉えていますか。

高畑:こだわりが無いところだと思います。もちろん、やりたいことはありますが、自分一人で考えることには限界がありますし、特に守りたいイメージもないので、周りに意見を求めることが多いです。仕事で出会う人に引き出してもらったり、今までやったことのないチャレンジの機会をもらったりする方が、新しい自分に出会えることがあるので、強いこだわりを持たないようにしているのかもしれません。

■大久保さんは芸人としてキャリアをスタートされたかと思いますが、女優に挑戦しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

大久保:元々挑戦しようと思っていたわけではなく、オファーをいただいたので、作品に出演することになりました。もちろん、バラエティ番組で自分の身を切り売りするようなトークをした際には、少ししんどいなと思いますし、そんな時には女優さんの仕事もできるとかっこいいよなって思うこともあります(笑)。ただ、実際に挑戦してみると、とても大変ですし、自分の力が伴わないというのを毎回目の当たりにするので、そんな簡単なものではないなと思いつつ何とかやっています。

高畑充希, 大久保佳代子 インタビュー|写真13

■おふたりとも好きなことを仕事にされていらっしゃるかと思いますが、モチベーションはどのように維持されていますか。

大久保:元々、目標というものがあまりないからなのか、ここ最近、何でやっているのだろうと、考えるようになりました。ただ現場に行くと、面白い人たちが沢山いますし、ありがたいことにバラエティやお芝居でも自分のことを“かっこいいな”と言ってくれる人が沢山います。そのような状況に1日でも長くいて、良い仕事ができたらいいなと思いながら続けています。

高畑:モチベーションは、この1年間、みんなどうしてるのだろうと思っていました。私は今年でデビュー15年になりますが、長くやっていると目指していたものが叶う喜びがある一方で、次に何を目指そうかと考えてしまうんですよね。日本でやりきった方々は海外に行かれることが多いですが、私はそのような願望もないので、どこを目指すべきなのかわからなくなってしまっていて。

ただ、ついこの前まで出演していた舞台で、モチベーションの在り処を見つけたような気がしました。上演期間中は、お客さんたちから“この日を楽しみにしていました”という熱気を毎日のように感じて、エンターテイメントの凄さを思い知らされました。自分も、これまでに映画やドラマなどエンターテイメントに何度も助けられてきましたが、そんなエンターテイメントを<渡せる側>にいて、少し元気になってもらうことができるということを肌で感じた数ヶ月でした。

これまでの15年間は自分が楽しむことを大切にしていて、見てくれる人のために演じるということが少し抜けていたので、今後のモチベーションはそれかもしれないと思いました。

<高畑充希>
ヘアメイク:市岡愛
スタイリスト:岩田麻希
衣装協力:SHIATZY CHENe.m.表参道店

<大久保佳代子>
ヘアメイク:春山輝江
スタイリスト:野田奈菜子

映画に続くドラマも放映

なお2020年10月30日(金)には、福島中央テレビ開局50周年記念作品として、ドラマ「浜の朝日の嘘つきどもと」が放送された。映画と同じくタナダユキが監督・脚本を務めたこの作品は、映画の物語に続くストーリーであり、今後配信放送を予定しているとのことだ。

『浜の朝日の嘘つきどもと』あらすじ

100年近くの歴史を持つ映画館「朝日座」。シネコンと呼ばれる複数のスクリーンを持つ複合映画館が活況を見せる中、主に旧作映画を上映する名画座として、地元住民の思い出を数多く育んできた。時代の流れには逆らえず、支配人の森田保造はサイレント映画『東への道』をスクリーンに流しながら、ついに決意を固める。ほどなく、一斗缶に放り込んだ 35mm フィルムに火を着けた瞬間、森田の背後からその火に水をかける若い女性が現れた。茂木莉子と名乗るその女性は、経営が傾いた「朝日座」を立て直すため、東京からやってきたという。しかし、「朝日座」はすでに閉館が決まり、森田も打つ手がないと決意を変えるつもりもない。地域に密接した映画館を守ろうとする都会の人間と、積年の思いを断ち切り閉館を決めた支配人。果たして「朝日座」の運命やいかに・・・。

【詳細】
映画『浜の朝日の嘘つきどもと』
公開時期:2021年9月10日(金)
※8月27日(金)より福島県先行公開
脚本・監督:タナダユキ
出演:高畑充希、大久保佳代子、柳家喬太郎、甲本雅裕、佐野弘樹、神尾佑、竹原ピストル、光石研、吉行和子、他
製作プロダクション:ホリプロ
配給:ポニーキャニオン

©2021 映画『浜の朝日の嘘つきどもと』製作委員会

Photos(14枚)

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