スタジオジブリ最新作、初のフル3DCGアニメーション映画『アーヤと魔女』が2021年8月27日(金)に公開される。
映画『アーヤと魔女』は、宮﨑駿監督作品『ハウルの動く城』の原作者で「ファンタジーの女王」とも呼ばれるイギリスの作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる小説「アーヤと魔女」を映像化した作品。企画を宮﨑駿、監督を宮崎吾朗が務め、国内外から結集した精鋭スタッフによって、スタジオジブリ初のフル3DCGアニメーションを完成させた。
アーヤ<声・平澤宏々路>
アーヤは孤児として育った10歳の少女。周りを自分の思い通りにすることが得意で、なんでも思い通りになる子どもの家で、不自由なく暮らす。アーヤ役には、オーディションで選ばれた平澤宏々路(こころ)を起用した。
ベラ・ヤーガ<声・寺島しのぶ>
アーヤの前にあらわれるド派手な女・ベラ・ヤーガ。魔女。怪しげな呪文で商売をする。「わたしは魔女だよ。あんたをつれてきたのは、手伝いが欲しかったからだ」とアーヤを引き取る代わりに魔法を教えることになるが…。実際はアーヤをこき使わうだけで、まったく魔法を教えない。
マンドレーク<声・豊川悦司>
ベラ・ヤーガの同居人・マンドレーク。気難しく、怪しげな長身男で小説を書く。待ちから好物の料理を調達。
トーマス<声・濱田岳>
人間の言葉を話し、魔法の秘密を知る使い魔の黒猫。ミミズが嫌い。使い魔の中では一番上級らしい。生まれてはじめてまわりが自分の思い通りにならないアーヤは、トーマスの力を借り、反撃を始める。
『アーヤと魔女』は2020年のカンヌ国際映画祭でオフィシャルセレクションに選出されており、北米をはじめ、ヨーロッパ、中南米、オーストラリアなどでも劇場公開が決定している。海外でも注目を集める中、日本では2020年12月30日にNHK総合テレビにて放送され、“スタジオジブリ史上、最もしたたかなヒロイン”とも言われるアーヤのたくましく、ひたむきな姿が話題を呼んだ。
歴代のジブリヒロインと比較してみても、アーヤの存在は、これまでのキャラクター達とは一味違う。公開された特別映像の中では、目を見開いたり、鼻をつまんだり、大口をあけて笑ったり、表情豊かでおてんばいっぱいの姿が映し出されている。それと同時に、どんな嫌なことがあっても、怒られても決してへこたれない果敢な姿も。生き抜くために必要なたくましさと賢さ、そして周りを幸せにする力を持つ、魅力たっぷりの新ヒロインが誕生したようだ。
劇場公開版の『アーヤと魔女』は、2020年にテレビ放送された作品に、一部新たなカットを追加。当初より映像・音響を映画基準で制作されており、新たな魅力が加わった『アーヤと魔女』を、大スクリーンで楽しめるようになる。さらに、最先端の音響と映像技術で作品への没入感を味わえるドルビーシネマでも上映を実施。