1926年、ロレックス(ROLEX)の創立者ハンス・ウイルスドルフがスイスでスタート。
チューダー(TUDOR)は、ロレックス(ROLEX)の創立者ハンス・ウイルスドルフがスタートしたスイスの腕時計ブランド。日本では「チュードル」の呼称で親しまれていたが、2018年、日本に本格上陸するにあたって「チューダー」に変更した。
チューダーの強みは、ブランド創立から変わらぬ精度、信頼性、高品質な点。特に、過酷な環境にも耐えられる強靭性・耐久性も魅力。主なモデルに、ダイバーズウォッチの「ペラゴス」と「ブラックベイ」、スポーツウォッチ「ヘリテージ」があげられる。
ブランドモチーフであるダイヤルに描かれる象徴的なチューダーローズのロゴは、当初1936年に盾とともに描かれていたもので、1960年にチューダーローズのロゴのみになり、その後盾のみになった。
1926年、ロレックス創立者のハンス・ウイルスドルフの代理で腕時計メーカー「ヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター」がチューダーブランドを商標登録。
1947年から1952年にかけて「チューダー オイスター」、「チューダー オイスター プリンス」コレクション、「チューダー アドバイザー」を発売。独自の広告キャンペーンを展開し、腕時計の強靭性、精度、信頼性を強調して伝えた。
1950年代には、優れた防水性も兼ね備えるプロフェッショナル ダイバーズウォッチを開発するため新プロジェクトを開始。初代「チューダー オイスター プリンス サブマリーナー」が1954年に誕生。テクニカル時計として、業界で確固たる地位を獲得していった背景には、その頃のレスキューダイバー、鉱山技師やラリードライバーなど過酷な環境で腕時計を着用したイラスト広告があった。
1970年にはブランド初となるクロノグラフを発表し、その翌年に「モンテカルロ」のニックネームをもつ「チューダー オイスターデイト クロノグラフ」を発売。その後も進化を遂げ、1976年には自動巻きのクロノグラフを発表した。
2010年、ヘリテージコレクションの初代モデルをバーゼルワールドで発表。「チューダー ヘリテージ クロノ」と「チューダー グラマー ダブルデイトモデル」を発売。
2012年、ダイバーズモデルの「チューダー ブラックベイ」と「ペラゴス」を発売。なお、2015年には「ペラゴス」にマニュファクチュール ムーブメントを搭載したモデルを発表している。
マニュファクチュールとは、2015年に発表した完全自社開発・生産・組立の機械式自動巻ムーブメント。自動巻システムはスイス公認クロノメーター検査協会(COSC)による認定を取得している。2023年、チューダーは、ラグビーワールドカップをオフィシャルタイムキーパーとしてサポート。