「モネ─光のなかに」展が、神奈川・箱根のポーラ美術館にて、2021年4月17日(土)から2022年3月30日(水)まで開催される。なお、会場構成は建築家・中山英之による。
印象派を代表する画家クロード・モネは、フランス各地、あるいはロンドンやヴェネツィアといった旅先で風景を描き続けた。そこには、季節や時間によって移ろう光への関心があり、モネは戸外の輝く光や大気のゆらぎを捉えようとしたのだった。
「モネ─光のなかに」展では、ポーラ美術館のコレクションから11点を選び、気鋭の建築家・中山英之がデザインを手掛ける展示空間のなかで紹介する。
モネは、陽光と色彩を求めて戸外で作品を描いた。そこで本展では、「会場全体を自然光に限りなく近い質の光で満たされた空間に置く」というコンセプトのもと、展示空間を展開する。
会場内では、《ルーアン大聖堂》や《睡蓮の池》、《ジヴェルニーの積みわら》、《国会議事堂、バラ色のシンフォニー》など、時間や天候による光の変化を捉えたモネ作品を展示。空間全体を満たす柔らかい光のなかで、モネ作品の新たな魅力にふれられそうだ。
「モネ─光のなかに」展 (会場構成:中山英之)
会期:2021年4月17日(土)〜2022年3月30日(水)
※9月6日(月)〜9月10日(金)は展示替えのため休館
会場:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
入館料:大人 1,800円、シニア割引(65歳以上) 1,600円、大学・高校生 1,300円、中学生以下 無料
※15名以上の団体割引あり
※シニア割引は、ほかの割引との併用不可
■出品リスト
1.《ルーアン大聖堂》1892年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
2.《睡蓮の池》1899年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
3.《サルーテ運河》1908年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
4.《ジヴェルニーの積みわら》1884年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
5.《国会議事堂、バラ色のシンフォニー》1900年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
6.《ヴァランジュヴィルの風景》1882年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
7.《ジヴェルニーの冬》1885年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
8.《セーヌ河の日没、冬》1880年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
9.《グラジオラス》1881年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
10.《グラジオラス 》1881年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
11.《エトルタの夕焼け》1885年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館
■同時開催の企画展示
・企画展「フジタ─色彩への旅」
会期:2021年4月17日(土)〜9月5日(日)
・企画展「ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」
会期:2021年9月18日(土)~2022年3月30日(水)
【問い合わせ先】
ポーラ美術館
TEL:0460-84-2111