ディプティック(diptyque)の限定コレクション「ル・グラン・トゥール(Le Grand Tour)」の発売に合わせて、5人のアーティストが“香りのアート作品”「アーティスト・エディション」を制作。2021年9月10日(金)から10月10日(日)まで、東京・神宮前のジャイルにて期間限定ストアをオープンし展示・販売を行う。
ディプティックは、“アートと世界の旅”をテーマにした香りのコレクション「ル・グラン・トゥール」を限定発売。
ディプティックの拠点となるパリをはじめ、京都、イタリア・ヴェネチア、ギリシャ・ミリエス、レバノン・ビブロスと世界5都市のイメージを香りで表現し、フレグランス、キャンドルなどの香りアイテムを展開する。
この「ル・グラン・トゥール」コレクションを記念して、5人のアーティストを招き“香りにまつわる”特別な作品「アーティスト・エディション」を制作してもらった。
「ル・グラン・トゥール」コレクションとリンクしており、一つひとつの作品はパリ、京都、ヴェネチア、ミリエス、ビブロスをイメージ。また、アートピースでありながら“香り”が楽しめるのが特徴で、都市によって異なる調香師が、その都市にあった香りをデザインしている。
日本からは、写真、彫刻家、建築家とマルチに活躍する、現代美術作家・杉本博司が創設した江之浦測候所のある「柑橘山」に着想を得て、ルームフレグランスボトル「無限の香り(Fragrance of Infinity)」を創作した。
高く伸びたユニークなシルエットは、柑橘山に配置された数理模型をモチーフにしたもの。柑橘山の空気を伝える、シトラスノートを主役にした特別な香りをディプティックが調香し、限定エディションとしてセットで展開する。
また、パリのイメージは、パリの古書店や歩道から着想を得ていて、古い書物や石畳を思わす香り、古い本のページの香りなどを想起させるユニークな香りを組み合わせて、スモーキーノートを作り出した。この香りは、アーティストのジョエル・アンドリアノメアリソアの作品とともに提案。一編の小説を思わす、34枚もの紙作品にパリの香りを含ませて限定展開する。
他にも、ヨハン・クレテンとコラボレーションしたみずみずしい香りが楽しめる、キャンドル作品「ラ・ラグーナ」や、イチジクの木やイモーテル香りを閉じ込めた、ミリエスをイメージした磁器作品「ケイローンの洞窟」、神殿の模型などにビブロスの香りを纏わせた「セクレトゥム(秘密)」などが展開される。
なお、これらの作品は「ル・グラン・トゥール」のコンセプトに基づき、2021年9月パリからスタートして世界5都市を巡回。日本では、東京・神宮前のジャイルに期間限定ショップをオープンし、作品の世界観を表現する。