東京のアーティゾン美術館では、石橋財団コレクション選「印象派─画家たちの友情物語」「特集コーナー展示 挿絵本にみる20世紀フランスとワイン」を、2021年10月2日(土)から2022年1月10日(月・祝)まで開催する。
5階展示室にて開催される石橋財団コレクション選「印象派─画家たちの友情物語」では、印象派の作品40点と肖像写真コレクション14点を展示し、あまり知られることのなかった画家同士の人間関係を通して、印象派絵画を紹介する。
19世紀フランスで活動した印象派の画家たちは、互いに親しく交流していた。たとえばセザンヌは、若い頃にピサロとカンヴァスを並べて制作し、父のように慕っていた。一方でルノワールは、カイユボットの遺言執行人として奔走した。
本展は、友情関係や師弟関係、夫婦関係といった画家たちの交流を“友情物語”として、7つの物語から構成。「マネ × モリゾ × ゴンザレス」「ドガ × カサット」「ピサロ × セザンヌ」「カイユボット × ルノワール」「ゴッホ × ゴーガン」「ブラックモン夫妻」「モネ × シスレー × シニャック」という友情物語という切り口を通して、アーティゾン美術館のコレクションの中核をなす印象派の作品を紹介する。
一方、4階展示室では、石橋財団コレクション選「特集コーナー展示 挿絵本にみる20世紀フランスとワイン」を開催。本展では、ユトリロやデュフィなどのフランスの画家たちが挿絵を手がけた、ワインや蒸留酒をテーマとする20世紀の挿絵本に着目し、ユトリロらが挿絵を担当した『葡萄酒、花、炎』など3冊を展示する。
石橋財団コレクション選「印象派─画家たちの友情物語」「特集コーナー展示 挿絵本にみる20世紀フランスとワイン」
会期:2021年10月2日(土)〜2022年1月10日(月・祝)
会場:アーティゾン美術館 5階展示室(印象派─画家たちの友情物語)、4階展示室(特集コーナー展示 挿絵本にみる20世紀フランスとワイン)
住所:東京都中央区京橋1-7-2
開館時間:10:00〜18:00(金曜日は20:00まで)
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(1月10日(月・祝)は開館)、12月28日(火)〜1月3日(月)
観覧料:ウェブ予約チケット 1,200円、当日チケット(窓口販売) 1,500円、学生 無料(要ウェブ予約)
※日時指定予約制(2021年8月2日(月)よりウェブ予約開始)
※上記料金で同時開催の展覧会も観覧可
※ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも当日チケットを販売
※中学生以下はウェブ予約不要
※開催情報は予告なく変更となる場合あり
■同時開催
展覧会「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式「海の幸」─森村泰昌 ワタシガタリの神話」
会期:2021年10月2日(土)〜2022年1月10日(月・祝)
会場:6階展示室
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)