群馬・千葉・山梨に巡回する展覧会「フランソワ・ポンポン展 ~動物を愛した彫刻家~」は、20世紀初頭のアール・デコ期に人気を集めた動物彫刻家のフランソワ・ポンポンを紹介する展覧会。晩年の代表作《シロクマ》が愛好者向けに作られた卓上サイズで登場する他、鳩や猫、犬、豚、牛、ヒグマ、キリンなど多彩な動物彫刻を目にすることができる。シンプルな造形に基づいた、フランソワ・ポンポンならではの抽象的な佇まいに思わず惹きつけられる。
「フランソワ・ポンポン展 ~動物を愛した彫刻家~」
・群馬展〈予定〉
会期:2021年11月23日(火・祝)〜2022年1月26日(水)
会場:群馬県立館林美術館(群馬県館林市日向町2003)
・千葉展〈予定〉
会期:2022年2月3日(木)〜3月29日(火)
会場:佐倉市立美術館(千葉県佐倉市新町210)
・山梨展
会期:2022年4月16日(土)~6月12日(日)
住所:山梨県立美術館(山梨県甲府市貢川1-4-27)
展覧会「没後50年 鏑木清方展」が、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館にて開催。明治時代から昭和にかけて活躍した日本画家・鏑木清方の日本画作品110点超が一堂に集結する大規模回顧展だ。美人画に定評のある鏑木清方だが、美人画のみにとどまらず人々の暮らしや人生の機微を写す様々な作品を紹介する。代表作である《築地明石町》《新富町》《浜町河岸》の三部作も展示される。
「没後50年 鏑木清方展」
・東京展
会期:2022年3月18日(金)~5月8日(日)
会場:東京国立近代美術館(東京都千代田区北の丸公園3-1)
・京都展
会期:2022年5月27日(金)~7月10日(日)
会場:京都国立近代美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町)
三重・福岡に巡回する展覧会「杉浦非水 時代をひらくデザイン」は、日本におけるモダンデザインの先駆者として知られる杉浦非水による初期から晩年までのグラフィックデザインを紹介する展覧会。ポスターや雑誌、書籍などに採用された、色彩豊かなデザインを目にすることができる。三越呉服店の図案部主任として携わった同店ポスターやPR誌、カルピスのポスターなど、明治・大正・昭和当時の空気感も感じられる、華やかなグラフィックに注目だ。
「杉浦非水 時代をひらくデザイン」
・三重展
会期:2021年11月23日(火・祝)〜2022年1月30日(日)
会場:三重県立美術館(三重県津市大谷町11)
・福岡展
会期:2022年4月15日(金)〜6月12日(日)
会場:福岡県立美術館(福岡県福岡市中央区天神5-2-1)
※会場・会期は変更となる場合あり
福岡・京都に巡回する伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」は、平安時代のはじめに仏教界に新風をもたらした僧である、伝教大師最澄と天台宗の歴史を、仏像や絵画などを通して紹介する展覧会。日本各地で守り伝えられてきた宝物や、天台宗の精神をあらわす文化財を通して、延暦寺における天台宗の始まりから、幕府との強いつながりを得た江戸時代に至るまでの足跡を辿る。
伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」
・福岡展
会期:2022年2月8日(火)~3月21日(月・祝)
会場:九州国立博物館(福岡県太宰府市石坂4-7-2)
・京都展
会期:2022年4月12日(火)~5月22日(日)
会場:京都国立博物館(京都府京都市東山区茶屋町527)
東京都写真美術館にて開催される展覧会「本城直季 (un)real utopia」は、まるでジオラマのように都市の風景を撮影することで知られる写真家・本城直季の初の大規模個展。大判カメラの「アオリ」と呼ばれるレンズ操作を用いることで、ミニチュアの世界のように風景を写し出す作品の数々は、世界の実在と虚構に疑問を投じると同時に、人間の営みに温かなまなざしを向ける。路地裏や学校、公園、工業地帯など、様々な風景を撮影した写真作品が登場する。
「本城直季 (un)real utopia」
会期:2022年3月19日(土)〜5月15日(日)
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
箱根のポーラ美術館開館20周年記念展「モネからリヒターへ─新収蔵作品を中心に」は、ポーラ美術館のコレクション作品と新たに収蔵した作品を合わせて紹介する展覧会。クロード・モネやゲルハルト・リヒターを筆頭に、ヴィルヘルム・ハマスホイ、アンリ・マティス、ケリス・ウィン・エヴァンスなど、“光”をテーマに約110〜120点の作品を展示する。
ポーラ美術館開館20周年記念展「モネからリヒターへ─新収蔵作品を中心に」
会期:2022年4月9日(土)~2022年9月6日(火)
会場:ポーラ美術館 展示室1~5、アトリウム ギャラリー、森の遊歩道(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)
京都文化博物館にて開催される「鈴木敏夫とジブリ展」では、『千と千尋の神隠し』など数々のアニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサーの鈴木敏夫が「読んできた本」と「その時代背景」を紐解く。会場では、鈴木敏夫がこども時代から読んできた漫画や小説など、これまでに読んできた書籍約1万冊を紹介。鈴木敏夫の思考術がどのように構築されていったのか、そして鈴木敏夫がどのように作り手と向き合い、プロデューサーとしてスタジオジブリ映画を確立していったのかを辿る。
「鈴木敏夫とジブリ展」
会期:2022年4月23日(土)〜6月19日(日)
会場:京都文化博物館(京都府京都市中京区三条高倉)
京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」で開催される展覧会「 アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」は、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルの京都初となる本格的回顧展。《三つのマリリン》や「死と惨事」シリーズの《ツナ缶の惨事》といったシルクスクリーン作品や、日本の金箔技法を組み合わせた《孔雀》など、日本初公開100点以上を含む約200点の作品を通して、ウォーホルの内面へと迫る。
「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」
会期:2022年9月17日(土)~2023年2月12日(日)
会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ (京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
アーツ・トワダ(Arts Towada) 十周年記念「インター +プレイ」展第3期が、青森の十和田市現代美術館にて開催。映像作家・水尻自子と漆彫刻家・青木千絵の作品にフォーカスし、“身体感覚”を軸に展示を行う。淡い色合いや柔らかな線を駆使して、体の一部や身近な物体をモチーフにしたアニメーションを描く水尻自子と、自己と他者の関係性や、自身の身体と精神などをテーマに、漆を塗り重ねた彫刻作品を生み出してきた青木千絵、それぞれの作品世界に浸ることができる。
アーツ・トワダ(Arts Towada) 十周年記念「インター +プレイ」展第3期
会期:2022年4月12日(火)〜5月29日(日)
会場:十和田市現代美術館(青森県十和田市西二番町10-9)