映画『カモン カモン』が2022年4月22日(金)より全国公開。主演はホアキン・フェニックス、監督はマイク・ミルズが担当。制作はA24が手掛ける。
映画『カモン カモン』は、『人生はビギナーズ』『20センチュリー・ウーマン』などを世に送り出してきた監督マイク・ミルズが監督&脚本を手掛けるヒューマンドラマ映画。2021年のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞においてインディペンデント映画トップ10に選ばれたほか、タイム誌やヴァニティ・フェア誌の有力誌が年間トップ10映画に選出、オバマ元米大統領が選ぶベストムービーにも選ばれるなど、アメリカ本国で高い評価を得ている。
マイク・ミルズが自身の子供を風呂に入れている時に着想を得たと語る感動作『カモン カモン』の主人公ジョニーを演じたのは、ホアキン・フェニックス。映画『ジョーカー』での怪演で映画賞を総なめにしアカデミー賞主演男優賞を受賞した後、本作が最初の主演作品となる。
・ジョニー(ホアキン・フェニックス)
ニューヨークでラジオジャーナリストとして1人で暮らし、様々な過去を抱える男。妹に頼まれたことから数日間預かることになった甥ジェッシーに振り回されながらも優しく接する。
・ジェシー(ウディ・ノーマン)
ジョニーの甥であり、好奇心旺盛で少し風変わりな子供。ジョニーのぎこちない兄妹関係やいまだ独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけ、ジョニーを困らせる。一方で、ジョニーの仕事や録音機材に興味を示し、次第にジョニーとの距離を縮めていく。
・ヴィヴ(ギャビー・ホフマン)
ジョニーの妹で、ジェシーの母親。
制作を手掛けたのは『ムーンライト』『レディ・バード』『ミッドサマー』など、数々の話題作を生み出してきた気鋭のスタジオ・A24。A24がホアキン・フェニックス、マイク・ミルズとタッグを組むのは今回が初となる。
また、物語へ導くための手段として全編モノクロームで撮影。『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞撮影賞ノミネートを果たし、『わたしは、ダニエル・ブレイク』など名匠ケン・ローチ監督作品常連のロビー・ライアンが撮影監督を務めている。
デトロイトからロサンゼルス、ニューヨーク、ニューオーリンズへと旅をするロードムービーの側面も持つ『カモン カモン』。マイク・ミルズは「モノクロにすることで、さまざまな場所に統一感を持たせることができた。これは、旅全体をひとつにつなぐ感覚だ」「この世界をモノクロで包み込むわけだけど、人間関係や感情よりも映像が勝ってしまわないように、バランスをとることが重要だった」と語っている。
ニューヨークでラジオジャーナリストとして 1 人で暮らすジョニーは、妹から頼まれ、9歳の甥・ジェシーの面倒を数日間みることに。ロサンゼルスの妹の家で突然始まった共同生活は、戸惑いの連続。好奇心旺盛なジェシーは、ジョニーのぎこちない兄妹関係やいまだ独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけ、ジョニーを困らせる一方で、ジョニーの仕事や録音機材に興味を示し、二人は次第に距離を縮めていく。仕事のためニューヨークに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行くことを決めるが…