「Future Beauty 日本ファッション:不連続の連続」展が京都国立近代美術館にて開催される。会期は2014年3月21日(金・祝)~5月11日(日)まで。
日本ファッションが持つ創造性と、その力強いデザインに潜む文化的背景に焦点を当てた展覧会「Future Beauty」。本展では、現代ファッションを先導した三宅一生、山本耀司、川久保玲から、服と人との新たな関係性の構築を目指すゼロ年代のデザイナーまで約100点の作品を、映像、写真とともに展示。世界に評価される日本のファッションの独自性を、服や写真、映像などさまざまな表現形式で通観する。
「Future Beauty」展は、2010年に初めて開催されたロンドンのバービカン・アート・ギャラリーを皮切りに、ミュンヘン、東京を巡り、米国のシアトル・アート・ミュージアム、ピーボディ・エセックス・ミュージアムと5都市を巡回。これをもとに、京都での展覧会は、日本の”着る”文化の伝統を守り、革新し続ける京都と現代ファッションのかかわりを浮き彫りにしつつ構成する。
写真:東京で開催された際の「Future Beauty 日本ファッションの未来性」
左)山本耀司 1999年春夏 株式会社ヨウジヤマモト所蔵
右)コム デ ギャルソン/川久保玲 1997年春夏
2012年7月から10月にかけて、東京都現代美術館で開催された「Future Beauty 日本ファッションの未来性」。会場は「日本ファッション」を「陰翳礼讃」、「平面性」、「伝統と革新」、「日常にひそむ物語」の4つのテーマで構成。三宅一生(イッセイ ミヤケ)、川久保玲(コム デ ギャルソン)、山本耀司(ヨウジヤマモト)、阿部千登勢(sacai)、大矢寛朗(OH! YA?)、勝井北斗+八木奈央(ミントデザインズ)、、高田賢三(ケンゾー)、高橋盾(アンダーカバー)、滝沢直己、津村耕佑(ファイナルホーム)、長見佳佑(ハトラ)、廣川玉枝(ソマルタ)、堀畑裕之+関口真希子(まとふ)、皆川明(ミナ ペルホネン)、森永邦彦(アンリアレイジ)、渡辺淳弥(ジュンヤ ワタナベ)、高島一精(ネ・ネット)、山下隆生(ビューティ・ビースト)、黒河内真衣子(マメ)、森英恵らの作品が展示された。
東京で開催された「Future Beauty 日本ファッションの未来性」についてのレポート
1.展覧会の全貌 - 参加デザイナーインタビュー:
URL:https://www.fashion-press.net/news/4488
2.Future Beauty 日本ファッションの未来性」展でみる、イッセイ ミヤケのクリエーション
URL:https://www.fashion-press.net/news/4498
【連続レクチャー】
第1回「京都の伝統、現在から未来へ―革新と挑戦」
講師:串野真也氏(MASAYA KUSHINOデザイナー)× 細尾真孝氏(株式会社細尾 取締役)
日時:3月22日(土)午後2時~3時30分
事前申込制(2月24日(月)より受付開始)
第2回「色を着る、色を脱ぐ―アンリアレイジと京都の技術」
講師:森永邦彦氏(ANREALAGE デザイナー)
日時:4月19日(土)午後2時~3時30分
事前申込制(3月17日(月)より受付開始)
第3回「いま、輝く燈火を―伝統とモードをつなぐ」
講師:堀畑裕之氏+関口真希子氏(matohuデザイナー)
日時:5月3日(土)午後2時~3時30分
事前申込制(4月7日(月)より受付開始)
会場:京都国立近代美術館 1階講堂
定員:100名、事前申込制
※聴講無料、未就学児の入場はご遠慮ください
お申込・お問い合せ先:京都服飾文化研究財団(KCI)
TEL:075(321)9221(受付時間:月~金の午前9時30分~午後5時)
※定員に達し次第締切。
【開催概要】
Future Beauty 日本ファッション:不連続の連続(仮称)
会期:2014年3月21日(金・祝)~5月11日(日)
会期中の毎週金曜日は午後8時まで開館(いずれも入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日
※ただし4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館
会場:京都国立近代美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町
観覧料:
・当日 一般1200円、大学生800円、高校生500円
・前売り 一般1000円、大学生600円、高校生300円
・団体(20名以上)一般900円、大学生500円、高校生200円
中学生以下…無料
※本料金で同時開催の「チェコの映画ポスター」展及びコレクション展も見ることができる。
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料。
主催:独立行政法人国立美術館 京都国立近代美術館