特別展「花鳥風月 名画で見る日本の四季」が、箱根の岡田美術館にて、2期にわたって開催される。前期「春夏編 ─若冲・御舟・一村など─」は2022年3月6日(日)から7月10日(日)まで、後期「秋冬編 ─光琳・歌麿・春草など─」は7月16日(土)から12月18日(日)まで。
特別展「花鳥風月 名画で見る日本の四季」は、岡田美術館の収蔵作品から、四季折々の自然や風物を題材とした絵画や陶器、漆工などの工芸品を約100件展示し、季節の移ろいがどのように表現されてきたかを紹介する展覧会だ。
伊藤若冲や田中一村をはじめ、尾形光琳や酒井抱一らの琳派作品、喜多川歌麿や葛飾北斎らによる浮世絵、そして菱田春草や速水御舟といった近代日本画家の作品を通して、日本の四季の世界にふれられる。
前期「春夏編 ─若冲・御舟・一村など─」では、春の桜に始まり、初夏の牡丹や燕子花、そして盛夏の風物詩である舟遊びや夏美人まで、さまざまな角度から春・夏を表現した作品を紹介する。
初夏の花である牡丹と桐を、それぞれ白孔雀、鳳凰とともに描いた伊藤若冲の大作《孔雀鳳凰図》を特別公開するほか、田中一村の希少な奄美時代の作品《白花と赤翡翠》、そして葛飾北斎《夏の朝》や上村松園《夕涼》といった美人画も楽しむことができる。
一方、後期「秋冬編 ─光琳・歌麿・春草など─」では、紅葉や菊といった秋を象徴するモチーフから、雪景色など冬を題材とした作品まで、岡田美術館を代表する作品を紹介。
大輪の白菊を単純化して明快な色彩と構成で表現した尾形光琳の《菊図屏風》や、秋の風情を描く鈴木其一の《秋の七草図》を展示するほか、喜多川歌麿の肉筆画の傑作《深川の雪》も、7月16日(土)から10月3日(月)までの期間限定で実物を展示する。
特別展「花鳥風月 名画で見る日本の四季」
会期:
・前期「春夏編 ─若冲・御舟・一村など─」2022年3月6日(日)〜7月10日(日)
・後期「秋冬編 ─光琳・歌麿・春草など─」2022年7月16日(土)〜12月18日(日)
会場:岡田美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
休館日:2022年7月11日(月)〜15日(金)
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般・大学生 2,800円(2,550円)、小中高生 1,800円(1,550円)
※( )内は前売料金(前売券(JTBレジャーチケット、チケットぴあ)は、主要コンビニエンスストアおよびチケットぴあにて販売)
リピーター割引:一般・大学生 2,000円、小中高生 1,300円
※前期の入館券を提示することで、後期の入館料を割引
※前期の入館券1枚につき、1人1回限り有効
※ほかの割引との併用不可
※展示内容・各種イベントは変更となる場合あり(最新情報は美術館ホームページなどにて確認のこと)
※画像写真の無断転載を禁ずる。
【問い合わせ先】
岡田美術館
TEL:0460-87-3931 (代表)