兵庫県立美術館では、2013年11月23日(土)から3月9日(日)に「奥田善巳展」と「コレクション名品選 美術の始まるところ」を開催し、兵庫県で活躍していた奥田善巳の作品のほか、芸術家たちが作品をつくる動機に焦点を当てた展示を行う。
「奥田善巳展」では、長く兵庫県を拠点にし、日本の現代美術史に名を残す重要な展覧会やムーブメントに参加し一昨年に逝去した奥田善巳の作品を紹介。奥田は、立体作品などにも才能を発揮するが、活動の中心は絵画で、1960年代の、ものの不在を表現する絵画、1970年代における概念性を帯びた作品、そしてそれ以後の線描のみによる絵画と、時代の潮流に応じながらも、その中で自己の表現を追求した。作品はシンプルな中に豊穣さを湛えている。今回の展覧会では、1960年から2000年代までの主な作品20点を紹介する。
「コレクション名品選 美術の始まるところ」では、作家が作品をつくる動機に焦点を当て「人生を愛でる」、「新たな道を求めて」、「社会の中の芸術家」、「内なる世界へ」という4つの視点で、身近なものに抱く信愛の情、つくり手としての探求心、社会における芸術家のあり方、そして自己と向き合う芸術家の深層にせまるような作品を展示する。
左)国枝金三《せつ代像》1927年 右)エゴン・シーレ《自画像》1914年
【展示会概要】
小企画「奥田善巳展」
特集「コレクション名品選 美術の始まるところ」
場所:兵庫県立美術館
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
TEL:078-262-0901
期間:2013年11月23日(土)~2014年3月9日(日)
休館日:月曜日
※11月25日(月)、12月23日(月)、1月13日(月)は開館
※12月24日(火)、1 月14 日(火)は休館
開館時間:10:00~18:00(特別展開催中の金・土は20:00まで)
※入場は閉館30分前まで
観覧料:一般/¥500(400)、大学生/¥400(320)、高校生/¥250(200)
※( )は団体料金