■レオポルディーネ…戸田恵子
“金の国”の第一王女であり、サーラに“水の国”の夫を連れてくるよう命じて二国の思惑に探りを入れる。
■ピリパッパ…茶風林
“金の国”の右大臣。水の国への侵略を考える。
■オドゥニ…てらそままさき
“水の国”の族長。
■ラスタバン3世…銀河万丈
“金の国”の国王で、サーラの父。兵士たちを率いてナランバヤルを追い詰める。
『金の国 水の国』映像化のために集まったのは、ベテランから気鋭の若手まで豪華クリエイター陣だ。監督は、「ちはやふる」「俺物語‼」で頭角を現し、アニメファンの心をつかんだ渡邉こと乃。脚本は「HUG っと!プリキュア」のシリーズ構成を手掛け、ドラマ「コウノドリ」「マッサン」でエモーショナルな感動を作り上げてきた坪田文が務める。
アニメーション制作は、『サマーウォーズ』や「ちはやふる」などで知られるマッドハウスが担当。ハリウッドにもファンが多い川尻善昭、「NANA」「ちはやふる」「カードキャプターさくら」などで監督を歴任してきた浅香守生、「ダイヤの A」「若おかみは小学生!」で高評価を得る増原光幸など、マッドハウスの人気クリエイター陣が集結した。
なお、原作者の岩本ナオは、「このマンガがすごい!」で、2017年(『金の国 水の国』)、2018年(『マロニエ王国の七人の騎士』)に連続して異なる作品で1位(オンナ編)を獲得した“唯一”の作家。初の映像化を受けて、岩本は監督やキャラクターデザイナーとの打合せにも協力的な姿勢で参加。完成した映画について、「遠景や迫力あるシーンの美しさも見ていただきたいですが、監督さんたちがこだわって下さった何気ない登場人物がお互いをいたわるようなシーンも、大画面で見て少しじんわりしてもらえたらと思います。なんでもないシーンも美しいです」とコメントを寄せている。
中盤から流れるテーマ曲は、新進気鋭のアーティスト琴音が歌う「Brand New World」。また、音楽は、 NHK 大河ドラマ『鎌倉殿の 13 人』やアニメ映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』などで高い評価を得たエバン・コールが担当している。
商業国家で水以外なんでも手に入る“金の国・アルハミト”の、誰からも相手にされないおっとり王女サーラ。豊かな水と緑に恵まれる“水の国・バイカリ”の、貧しくも家族思いの建築士ナランバヤル。2人は100年断絶している敵国同士の身でありながら、 ひょんなことから“偽りの夫婦”を演じるうち、恋に落ちてしまう。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、 国の未来をも変えていくことに…。
【詳細】
映画『金の国 水の国』
公開日:2023年1月27日(金)
原作:岩本ナオ「金の国 水の国」(小学館フラワーコミックスαスペシャル刊)
声の出演:賀来賢人、浜辺美波、戸田恵子、神谷浩史、茶風林、てらそままさき、銀河万丈、木村昴、丸山壮史、沢城みゆき
監督:渡邉こと乃
脚本:坪田文
音楽:Evan Call
テーマ曲(劇中歌):「優しい予感」「Brand New World」「Love Birds」
Vocal:琴音(ビクターエンタテインメント)
アニメーションプロデューサー:服部優太
キャラクターデザイン:高橋瑞香
美術設定:矢内京子
美術監督:清水友幸
色彩設計:田中花奈実
撮影監督:尾形拓哉
3DCG監督:田中康隆、板井義隆
特殊効果ディレクター:谷口久美子
編集:木村佳史子
音楽プロデューサー:千陽崇之、鈴木優花
音響監督:清水洋史
アニメーションスーパーバイザー:増原光幸
プロデューサー:谷生俊美
アソシエイトプロデューサー:小布施顕介
アニメーション制作:マッドハウス
配給:ワーナー・ブラザース映画