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展覧会「ホモ・ファーベルの断片」愛知県陶磁美術館で - 素材・技・記憶に着目して東海の現代陶芸を紹介

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国際芸術祭「あいち2022」連携企画事業/特別展「ホモ・ファーベルの断片 ─人とものづくりの未来─」が、愛知県陶磁美術館にて、2022年7月16日(土)から10月2日(日)まで開催される。

東海陶芸の現在

山浦陽介《白尖》2020年
山浦陽介《白尖》2020年

フランスの哲学者アンリ=ルイ・ベルクソンは、道具をつくるための道具を製作すること、そしてその製作を変化させてゆく能力こそが人の知性の本質であるという考え方を提示し、こうした創造性をもつ人を「ホモ・ファーベル(工作人)」と定義した。

小形こず恵《霧染鉢「酔芙蓉」》2019年 撮影:大石智久
小形こず恵《霧染鉢「酔芙蓉」》2019年 撮影:大石智久

やきものは、そうした創造性から生まれるものだといえる。やきものとは、その原初をたどれば人の知性の営みによってつくられた道具であり、とりわけ現代陶芸においては作り手の自由な意志行為に基づく造形として展開される。時代の多様なあり方を示唆する現代陶芸の作品は、いわば「ホモ・ファーベルの断片」と捉えることができよう。

桑田卓郎《Untitled》2016年
©TakuroKuwata
桑田卓郎《Untitled》2016年
©TakuroKuwata

「ホモ・ファーベルの断片 ─人とものづくりの未来─」では、人の創造性に着目して、東海の現代陶芸を紹介。やきものづくりの原点となる「素材」、地域に根ざす「技法」や先端の「技術」、そして人びとが集うことで形成される「場」や場に刻まれた「記憶」に着目し、気鋭の作家36名による作品を展示する。

展覧会概要

国際芸術祭「あいち2022」連携企画事業/特別展「ホモ・ファーベルの断片 ─人とものづくりの未来─」
会期:2022年7月16日(土)~10月2日(日)
会場:愛知県陶磁美術館 本館1階 第1・第2・第7・第8展示室、南館、古窯館、芝生広場
住所:愛知県瀬戸市南山口町234
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
※7月16日(土)のみ、本館の観覧は11:00から
休館日:月曜日(7月18日(月・祝)、9月19日(月・祝)は開館)、7月19日(火)、9月20日(火)
観覧料:一般 900円(720円)、高大生 700円(560円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※国際芸術祭「あいち2022」現代美術展チケット(1DAYパス、フリーパスいずれも可)の持参者は、本展の観覧料が100円引き
※本展の使用済観覧券を国際芸術祭各会場の直営チケット売場などにて提示した場合、 国際芸術祭「あいち2022」現代美術展の会期中販売券が100円引き
※そのほかの各種割引制度については美術館ホームページを確認のこと

【問い合わせ先】
愛知県陶磁美術館
TEL:0561-84-7474

Photos(3枚)

展覧会「ホモ・ファーベルの断片」愛知県陶磁美術館で - 素材・技・記憶に着目して東海の現代陶芸を紹介|写真1 展覧会「ホモ・ファーベルの断片」愛知県陶磁美術館で - 素材・技・記憶に着目して東海の現代陶芸を紹介|写真2 展覧会「ホモ・ファーベルの断片」愛知県陶磁美術館で - 素材・技・記憶に着目して東海の現代陶芸を紹介|写真3

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