特別展「超絶技巧、未来へ！ 明治工芸とそのDNA」が、山梨県立美術館にて、2024年11月20日(水)から2025年2月2日(日)まで開催される。岐阜県現代陶芸美術館などでも開催された巡回展だ。

明治工芸を受け継ぐ“超絶技巧”

明治時代には、高い技術を駆使することで、「超絶技巧」と形容される精巧な工芸作品が数多く制作された。特別展「超絶技巧、未来へ！ 明治工芸とそのDNA」は、明治工芸の技術を受け継ぎつつ、精緻な工芸作品を手がける現代作家17人を中心に、約120点の作品を紹介する展覧会だ。

現代作家による工芸作品

本展では、現代作家による、多彩なジャンルの工芸作品を展示。前原冬樹や大竹亮峯、福田亨による木彫、稲崎栄利子の陶磁のほか、金工、漆工、ガラス、刺繍など、実物と見まごうほどの超絶技巧で制作された作品を目にすることができる。

明治工芸の逸品も

また、会場では、明治工芸の逸品もあわせて公開。幕末〜明治時代の工芸作品を擁する京都・清水三年坂美術館の所蔵品より、明治時代を代表する七宝家・並河靖之(なみかわ やすゆき)による《草花図花瓶》や、金工家・正阿弥勝義(しょうあみ かつよし)の《糸瓜花瓶》などを展示する。

展覧会概要

特別展「超絶技巧、未来へ！ 明治工芸とそのDNA」
会期：2024年11月20日(水)〜2025年2月2日(日)
会場：山梨県立美術館 特別展示室
住所：山梨県甲府市貢川1-4-27
開館時間：9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日：月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日に休館)、12月28日(土)～1月1日(水・祝)
観覧料：一般 1,000円(840円)、大学生 500円(420円)
※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参)
※県内65歳以上は無料(健康保険証など持参)
※障害者手帳の持参者および介護者は無料
※11月20日(水)「県民の日」は観覧無料

【問い合わせ先】
山梨県立美術館
TEL：055-228-3322