展覧会「理外の理」が、京都・千總(ちそう)本店内の千總ギャラリーにて、2022年9月10日(土)から12月12日(月)まで開催される。
秋と冬の景物が混在した空間、不自然な遠近表現に見える景色、あるいは実在しない生き物──美術や工芸の作品のなかでは、現実では起こりえない事象や光景が描かれることがあり、いわば現実とは異なる「理(ことわり)」に従っているといえる。このような作品世界は、現実の世界を描きだそうとする試みや鑑賞する環境からの影響、あるいは独特の美意識の表れなど、さまざまな背景のもとで生まれるものである。
展覧会「理外の理」では、絵画や工芸などの作品に現れる「理」に着目。木島櫻谷《猛鷹図》や菱川師宣工房《江戸風俗図》をはじめ、屏風や小袖、掛軸といった千總の所蔵品を通して、こうした表現の理由を探ってゆく。
展覧会「理外の理」
会期:2022年9月10日(土)〜12月12日(月)
会場:千總ギャラリー ギャラリー1
住所:京都府京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 千總本店
開館時間:11:00〜18:00
休館日:火・水曜日
※開館日および開館時間は千總本店の営業時間に準ずる
入場料:無料
【問い合わせ先】
千總本店
TEL:075-253-1555