映画『トリとロキタ』が、2023年3月31日(金)より全国順次ロードショー。監督は、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ。
映画『トリとロキタ』は、2度のパルムドール受賞をはじめ、世界中で90以上もの映画賞に輝いているベルギーの名匠、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作。『ロゼッタ』や『ある子供』、『少年と自転車』といった傑作を生みだしてきたダルデンヌ兄弟が、キャリア35年にして到達した『トリとロキタ』は、第75回カンヌ国際映画祭で75周年記念大賞を受賞した。
ストーリーは、アフリカからベルギーのリエージュへ流れ着いた“偽りの姉弟”少年トリと少女ロキタを描くという内容。新天地を目指す途中で出会ったふたりは、無事に生き抜くことができるのだろうか?ルデンヌ兄弟の代名詞とも言えるBGMなしの演出、演技未経験の主演俳優、削ぎ落された作劇に加え、先の読めないサスペンスフルな展開に注目だ。
出演は、いずれも映画『トリとロキタ』が演技初挑戦となるジョエリー・ムブンドゥとパブロ・シルズ。パブロ・シルズは第39回エルサレム映画祭 国際映画部門審査員特別賞を受賞、ジョエリー・ムブンドゥは新進気鋭の俳優が選ばれるヨーロピアンシューティングスターに最年少で選出された。
■ロキタ...ジョエリー・ムブンドゥ
アフリカからベルギーのリエージュへ流れ着いたカメルーン出身の少女。年下のトリと“偽りの姉弟”として暮らしている。十代後半のロキタはビザがなく、正規の職に就くことができないため、祖国にいる家族のために、ドラッグの運び屋をして金を稼ぐ。偽造ビザを手に入れるために、ロキタはさらに危険な闇組織の仕事を始めるが……。
■トリ...パブロ・シルズ
ベナン出身。まだ子供だがしっかり者の少年。ときに不安定になるロキタを支える。
■ベティム…アウバン・ウカイ
表向きはトリとロキタが働くイタリア料理店のシェフ。裏では麻薬売買の取り仕切りをしており、ロキタに対し偽造ビザと引き換えに、「3か月間ひとりきりでの大麻栽培」という提案を持ちかける。
■ルーカス… ティヒメン・フーファールツ
■マルゴ…シャルロット・デ・ブライネ
■ジャスティーヌ…ナデージュ・エドラオゴ
■フィルマン…マルク・シンガ
ふたりはアフリカからやってきて、ベルギーを目指す道中で出会った偽の姉弟。祖国にいる家族への仕送りのため、ビザを取得し正規雇用に就くことを望むロキタ。現在はトリと共に麻薬の運び屋をすることで生計を立てており、警察に目をつけられるなど常に危険と隣り合わせの暮らしをしている。ある日、密航を斡旋した仲介業者に稼いだ金を奪われたロキタは、一刻も早くビザを手に入れるため運び屋よりもさらに危険な仕事に手を出してしまう。
【詳細】
映画『トリとロキタ』
公開日:2023年3月31日(金)より全国順次公開
監督・脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
出演:パブロ・シルズ、ジョエリー・ムブンドゥ、アウバン・ウカイ、ティヒメン・フーファールツ、シャルロット・デ・ブライネ、ナデージュ・エドラオゴ、マルク・ジンガ
原題:Tori et Lokita