ジョルジオ ブラートが、2003S/Sシーズンにブランドをスタート。
ジョルジオ ブラート(GIORGIO BRATO)の創業者であるジョルジオ・ブラートは、イタリア生まれ。イタリアの革職人の家系に生まれる。2003年春夏シーズンより、父親から事業を引継く。その際、自身の名を冠したブランド、ジョルジオ ブラートを設立。
ジョルジオ・ブラート本人もレザー職人として約20年の経験を積み、レザーに関していえば、衣服のフォルム、染料の手法などレザーの技術は最高レベルに引き上げられた。この技術からヴィンテージテイストで、ブランド独自の雰囲気が生まれる。このような特徴からマルコ・タリアフェリ、カルペ ディエムなどのブランドと比べられることが多い。
レザータンニングが高く評価されている。特に、樹脂や自然の植物のみを利用するベジタブルタンニングという手法に優れており、ジョルジオ・ブラートのレザーは使い込むごとに自然な風合い、独特の味わいと色の変化がでて、柔らかくなる性質を持つ。このテクニックはジャケットなどのウェアに留まらず、バッグ、シューズなどにも適応される。特に日本ではバッグの人気が高い。
タンニング技術は、友人が壁にペイントしていたときの手法からインスピレーションを受けている。この手法は、壁に塗るペンキに果物を混ぜ合わせると、ナチュラルかつ独特な風合いが出るというものだった。
ジョルジオ・ブラートは、「独特な手法でしたレザージャケットは、着てみて、繊細にその人の生活に溶け込み、自然にに変化していく、この世で唯一のもの」と表現している。
現在、メンズライン、レディースライン、アクセサリーラインと展開、その他、レザーをメインとしないラインであるWLG by GIORGIO BRATO(ダブリューエルジーバイジョルジオ ブラート)も手がけている。
なお、日本での表記は「ジョルジオ ブラット」から「ジョルジオ ブラート」に変更となった。