80年、イタリアにて「ブルマリン」をスタート
ブルマリン(Blumarine)はイタリアのファッションブランド。
アンナ モリナーリ (ANNA MOLINARI)はイタリアのカルピ生まれ。ブランドのスタートは1977年、現在の夫であるジャン・パオロ・タラビーニとともに活動を開始したところから。
アンナ モリナーリは地元レッジョ・エミーリア県カルピの伝統産業であったニットウェアから事業を始める。ニット事業を始めたきっかけはアンナモリナーリの父親はカルピで有数のニット工場を経営していたことも影響。工場は「フランスの有名ブランドの下請け」的な仕事が多かった。アンナモリナーリは幼少のころから毛糸に親しみがあり、美術学校を卒業後、親の事業を引き継ぐこととなる。そのときアンナモリナーリは下請けではなく自身のブランドで勝負する」ことを決意。
彼女の夢を叶える大きな力になるのが夫、ジャン・パオロ・タラビーニ。彼はオーストリアの貴族で名家出身。彼が家内工業出すぎなかった会社を組織化し、徐々に仕立て業へと移行させた。ファッションブランド設立のために1977年ブルフィン社を設立。
1980年、好きな海にちなんで名づけた「ブルマリン(Blumarine)」コレクションをミラノのイタリア国際ファッション見本市で発表。そこで最優秀デザイナー賞を獲得。87年からミラノコレクションに参加。
95年には「ブルマリン(Blumarine)」と普及版との違いを強調するため、新たに「アンナ モリナーリ」を発表。デザインは1998年春夏から娘のロッセラ・モリナーリが担当。ロッセラは、ボローニャの大学でアート、ロンドンで語学とアートを学ぶ。イタリア「ヴォーグ」で働いた後、94年、母のブランド「ブルマリンアンナモリナーリ」のアートディレクターとして参加していた。
96年、カジュアルラインとしてブルーガール(BLUGIRL)をスタート。
2003年11月20日、東京・青山の骨董通りにショップをリニューアルオープン。
2019年、ビーブルマリン(Be Blumarine)をスタート。既存のブルーガールを進化させた、ファニーでフレッシュなウイメンズコレクションになるという。ビーブルマリンのファーストシーズンは2019-20年秋冬コレクションとなり、ミルコ・フォンターナ(Mirko Fontana)とディエゴ・マルケス(Diego Marquez)がデザインする。尚、ブルーガールは2019年春夏コレクションで休止となる。
2020年秋冬コレクションより、ニ コラ・ブロニャーノがブルマリンの クリエイティブディレクターに就任。彼は2015年春に自身のブランド 「 ブロニャーノ(Brognano)」を立ち上げ ている。