2009年、マリー・マコンとアンヌ= ロール・レスコアが「マコン・エ・レスコア」を設立。
マコン・エ・レスコア(MACON & LESQUOY)は、フランス・パリ発の刺繍ビジューブランド。デザイナーは、骨董商を営む父を持つマリー・マコンと、天体物理学者を父に持つアンヌ= ロール・レスコアの2人。パリの国立高等デザイン工業学校で出会った二人は、「誰かに制限されたり判断されたりすることなく、自由にデザインしたい」との思いから、トレンチコートについたシミやカシミヤニットの虫食いを隠してくれるブローチやワッペンの制作を思いつく。その後モードなアクセサリーを提案する「マコン・エ・レスコア」を2009年に設立。
「マコン・エ・レスコア」は刺繍ブローチやワッペンをはじめ、アイロンワッペン、環境に配慮したレザーを使った製品などを展開している。モチーフは、動物や植物などをキーワードにしたユーモアあふれるものを起用している。
モチーフのデザインは、マリー・マコンが担当し、素材選びから仕上げまで商品のコンセプト作りは、アンヌ= ロール・レスコアが担当。デザインを手掛ける上で大切にしていることは「新しいアイデアに溢れトレンドを感じ、もの作りへのモチベーションを持ち続け、技術に関する知識、機能性と美しさの結び付きを追い続けること」。
アイコン商品である刺繍ブローチは、カンティーユと呼ばれる金細工の技法を用いて、フェルト地の上に手刺繍を施し製作。正確な刺繍技術が求められる軍隊の階級章からインスピレーションを得て、全てパキスタンの自社アトリエで制作されている。アトリエには5人の刺繍職人が所属。また、ブローチの裏には「マコン・エ・レスコア」のロゴをあしらっているのがポイントだ。
そして、もう一つのアイコン商品であるアイロンワッペンは、ポルトガルで機械刺繍を行い製作。穴やシミ汚れなどで着れなくなったアイテムも長く着用してほしいという願いから、アイロンで簡単に張り付けられるようにデザインされている。
リーズナブルな価格もポイント。どんな人でも気軽に楽しめるようにプライス設定にはこだわりを持っている。