1911年、スイスのジュネーブにて創立。
エベル(ebel)は、1911年、スイスのラー・ショー・ド・フォンで創設された時計メーカー。ユージン・ブルム(Eugene Blum)とその妻であるアリス・レヴィ(Alice Levy)が創業した。ブランド名の由来は創業者の頭文字(Eugene Blum Et Levy)から「EBEL(エベル)」となった。
エベルは、宝飾時計から複雑時計まで幅広く手がけるが、近年はスポーティかつモダンな路線の時計を発表している。新素材の開発及び導入も積極的におこなっている。メンズウォッチでは品質の高さと品の良いデザインのクロノグラフが人気。
機械式時計の産業において紳士時計がメインとなっていた時期から、エベルは女性用時計を高い品質で提供していた。
1914年、スイスナショナルエキシビションにてリングウォッチを発表し、金賞を獲得。
1986年、「1911」シリーズを発表。流れるようなラインが人気を呼ぶ。
2005年、初のトゥールビヨンの時計を発表。また、自社開発でギャリバー139を発表。2007年、クロノグラフの時計「1911BTR自動巻きクロノグラフ キャリバー139」を発表。
スポーツ、特にヨーロッパサッカーのクラブチームとスポンサー契約を結んでおり、代表例がレアル・マドリード(スペイン)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、アーセナル(イングランド)などのビッググラブ。
経営面では90年代まで同族系企業だったが、90年代前半、経営難に陥り、投資系企業に株式を売却。その後、90年代半ば、LVMHの傘下に入るが、2004年に売却されるかたちでモバードグループの傘下に入っている。