1978年、ウォルフガング・ヨープが初めて毛皮(ファー)のコレクションを発表
ヨープ!(JOOP!、ジョープとも呼ばれる)は、ドイツのハンブルクを拠点とするウェア、コスメ・フレグランス、アクセサリー、生活関連用品を展開する総合ブランド。ドイツでは非常に有名なブランド。世界的には香水、アフターシェイブジェルが特に有名。
ヨープ!の創業者はウォルフガング・ヨープ(Wolfgang Joop)。1944年、ドイツのポツダム生まれ。父の影響を受け、広告心理について学ぶも興味が沸かず中退、しかし、徐々にアートへの関心を寄せていき、60年代後半にはアートについて学び始めるもこれも最後までは続かなかった。
70年、雑誌主催のファッション関連のコンペに参加し大賞を受賞。これを機に、女性誌「Neue Mode」の編集者としてのキャリアがスタート。1年キャリアを積んだ後、フリーランスのジャーナリスト兼デザイナーとしての活動をスタート。イヴ・サンローランの元で働いた時期もあり、彼が亡くなった際、働いた思い出をインタビューで語っている。
70年代半ばデザイナーとして頭角を現し始め、78年、初めて毛皮(ファー)のコレクションを発表。ニューヨーク・タイムズに取り上げられ話題となる。82年、プレタポルテにてコレクションを発表。85年、メンズウェアをスタート。その後、香水を発表。80年代、自身の名前でもある「JOOP!」をブランドのトレードマークとする。80年代を通してブランドはさまざまな方面に展開を広げた。
98年、「ヨープ!」ブランドの大半の株式を売却。残りの株式も2001年までにすべて手放す。これによりウォルフガングは、自ら作り上げたブランドから手を引いた。(その後、彼は新ブランド、ヴァンダーキンドを設立している。)
2007年から約3年に渡り、ダーク ショーンベルガーがクリエイティブ・ディレクターを担当した。
ウォルフガング・ヨープは、日本ではそれほどなじみがないが、ドイツでは著名なデザイナーでカール ラガーフェルドや、ジル サンダーと比較されるほど。