深田晃司監督によるオリジナルストーリー。
物語は終末期医療の現場で看護師として働く普通の女性・市子を中心に描かれる。市子は、まじめな訪問看護士。1年ほど前から看護に通っている大石家の長女でニートだった基子に献身的に手を差し伸べる。基子も唯一気が許せる相手として市子を密かに慕っている。ある日、基子の妹・サキが失踪してしまう。時間が経って無事保護されるが、逮捕された誘拐犯は意外な人物だった。この事件を機に、幸せだった日常は一転。理不尽な状況に追い込まれていく市子。ねじまげられた真実と予期せぬ裏切りに、市子は葛藤し、壊れていく。