2014年7月4日(金)から10月5日(日)までの期間、21_21 DESIGN SIGHTにて「イメージメーカー展」が開催される。今回ディレクターを務めるのは、元在日フランス大使館文化担当大使館員のエレーヌ・ケルマシュター。広告の世界に革命を起こしたジャン=ポール・グードを中心に、国内外で活躍するイメージメーカーの作品を展示する。
ジャン=ポール・グードは絵画、ポスターデザイン、写真、映画、ビデオ、イベントのデザインを通じ、30年以上ににわたって強烈なインパクトを与えてきた人物。1960年代初頭にキャリアをスタートし、1970年代には世界初の男性誌「エスクワイア」のアートディレクターに就任。1989年にはパリで仏革命200周年記念パレードを担当し、その後もコダックやシャネルの広告を手がけたりと、多方面で活躍してきた。彼の生み出すファンタジックなイメージは、強い個性を持ちながら、しっかりと時代を見つめている。
デヴィッド・リンチ 「Man in the Rain」 2008年
©2014 Collection Foundation Cartier pour l’art contemporain SNC.
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さらにグードと同じ「イメージメーカー」のスピリットを持つ、三宅純、ロバート・ウィルソン、デヴィッド・ リンチ、舘鼻則孝、フォトグラファーハルらのアーティストも参加。写真、ドローイング、ビデオインスタレーション、 動く彫刻など、モードや演劇、デザインや映画につながる彼らの作品は、ジャンルの枠を飛び越えた、自由な表現が特徴。会期中には出展者によるトークショーもあるので、理解を深める手助けに、ぜひ参加してみて。
【開催概要】
会期:2014年7月4日(金)〜10月5日(日)
開館時間:11:00〜20:00(入場は19:30まで)
入場料:一般¥1,000、大学生¥800、中高生¥500、小学生以下無料
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
休館日:火曜日(9月23日は開館)
展覧会ディレクター:エレーヌ・ケルマシュター
参加作家:ジャン=ポール・グード、三宅純、ロバート・ウィルソン、デヴィッド・ リンチ、舘鼻則孝、フォトグラファーハル
展覧会グラフィック:中島英樹
※変更の可能性あり。
【イベント情報】
■トーク
・オープニングトーク「イメージメーカー」
日時:2014年7月5日(土) 14:00〜15:30
出演:エレーヌ・ケルマシュター、ジャン=ポール・グード(日本語通訳あり)
・「展示を語る/日本文化と伝統芸術の未来」
日時:2014年7月19日(土) 14:00〜15:30
出演:舘鼻則孝
・「ビジュアルインパクト〜広告を超えて表現すること〜」
日時:2014年9月13日(土) 14:00〜15:30
出演:浅葉克己(アートディレクター)、中島英樹(アートディレクター)
■ワークショップ
・「鋳物メーカー能作によるワークショップ」
日時:2014年8月23日(土)
出演:株式会社能作
※その他多数イベント開催予定。