展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」が、2023年10月7日(土)から2024年1月28日(日)まで開催される。先に東京・寺田倉庫でも開催された巡回展だ。

スタジオジブリ名作アニメと「金曜ロードショー」の記憶を辿る展覧会

「金曜ロードショーとジブリ展」は、スタジオジブリの名作アニメーション作品を“テレビ放映”という形で日本中のお茶の間に届けてきた日本テレビの長寿番組「金曜ロードショー」が放映された時代の記憶とスタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会。

『風の谷のナウシカ』をはじめ、『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』といった作品世界や秘密を、「金曜ロードショー」で放映された時代の記憶とともに辿っていく。先の開催となる東京展では、「ジブリの大博覧会」富山展のために作られた「ジブリの幻燈楼」も会場に登場した。

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スタジオジブリ設立年“1985年”を起点に時代を辿る

展示の出発点となるのは、スタジオジブリがスタジオを開き、日本テレビが『風の谷のナウシカ』を初放送した“1985年”。1985年に始まり、スタジオジブリ作品の公開年や、「金曜ロードショー」で初放送された年がどんな時代だったのかを昭和から平成、令和に至るまで丁寧に振り返りながら、作品の時代性と普遍性を浮き彫りにしていく。日本テレビによる、スタジオジブリ関連番組の貴重なアーカイブ映像にも注目だ。

また、会場には『風の谷のナウシカ』から『劇場版 アーヤと魔女』まで、スタジオジブリのほぼ全作品の絵コンテを展示。絵コンテの数々からは、場面構成やセリフなどの演出イメージを見てとることができ、作品制作の過程を間近に感じることができる。

主人公気分で撮影、『もののけ姫』などのフォトスポット

富山展にも、作品の主人公になったような気分に浸ることのできるフォトスポットを用意。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『魔女の宅急便』『猫の恩返し』といった作品のポスターの中に飛び込んだような空間で、写真撮影を楽しめる。

王蟲の世界“腐海”を再現

さらに、映画『風の谷のナウシカ』劇中に登場する“腐海”を表現した空間も登場。稀代の造形作家である竹谷隆之らが作成した王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどの立体造形物をもとに、王蟲の世界を作り上げた。今にも動き出しそうな、圧巻のクオリティーは、展覧会の大きな見所となっている。

【詳細】
金曜ロードショーとジブリ展
開催期間：2023年10月7日(土)～2024年1月28日(日)
休館日：毎週水曜日(ただし10月11日、1月3日は開館)、12月 30日(土)～1月2日(火)
開館時間：9:30～18:00(観覧受付は17:30まで)
会場：富山県美術館 2階展示室 2、3、4
住所：富山県富山市木場町3-20
観覧料：一般 1,800円、大学生 1,400円、高校生以下 無料
※未就学児を除き、「日時指定予約制」。
※各種手帳を持参の障がい者および付添者1名の観覧は無料(日時指定予約が必要)。
※団体料金や「リピーター割」「クマ割」等の各種割引はなし。
※チケットは、富山展公式オンラインチケット、ローソンチケットにて8月18日(金)～順次販売開始。
■チケット発売日／販売対象期間
・8月18日(金) ／10月7日(土)～11月6日(月)
・10月15日(日)／ 11月7日(火)～11月30日(木)
・11月1日(水) ／12月1日(金)～12月29日(金)
・12月1日(金) ／1月3日(水)～1月28日(日)
※東京展とは展示内容が一部異なる場合あり。

【問い合わせ先】
富山県美術館
TEL：076-431-2711