展覧会「生誕120年 没後60年 小津安二郎の審美眼─OZU ART─」が、神奈川の茅ヶ崎市美術館にて、2023年9月3日(日)から11月9日(木)まで開催される。
日本を代表する映画監督のひとり、小津安二郎(おづ やすじろう)。1903年東京に生まれた小津は茅ヶ崎とゆかりが深く、代表作である『晩春』や『麦秋』、『東京物語』は、いずれも小津が定宿とした「茅ヶ崎館」で、脚本家の野田高梧とともに執筆したものだ。また、『早春』などの映画では、茅ヶ崎が撮影ロケ地となっている。
茅ヶ崎市美術館の開館25周年を記念して開催される展覧会「生誕120年 没後60年 小津安二郎の審美眼─OZU ART─」では、映画や私生活に垣間見える、小津の美意識を紹介。小津は、セット配置や構図、小道具の形状、そしてカラー映画では色彩にもこだわりを持っていた。また、自ら筆を執って絵画も手がけている。本展では、映画にまつわる資料や小道具、旧蔵品、貴重な直筆の色紙や絵画などを通して、小津の美意識に光をあててゆく。
また、茅ヶ崎との繋がりを示す資料も多数展示する予定だ。
開館25周年記念「生誕120年 没後60年 小津安二郎の審美眼─OZU ART─」
会期:2023年9月3日(日)〜11月9日(木)
会場:茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3
住所: 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
観覧料:一般 800円(700円)、大学生 600円(500円)、市内在住65歳以上 400円(300円)
※高校生以下、障がい者および介護者は無料
※( )内は20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
茅ヶ崎市美術館
TEL:0467-88-1177