企画展「晴れの日の一領・思いは永遠に」が、福島・郡山の日本きもの美術館にて、2024年1月15日(月)まで開催される。
日本きもの美術館は、2022年10月に開館した、着物専門の美術館だ。江戸時代から昭和時代初期にかけての約4,600点を収蔵しており、常設展示に加えて企画展示も行っている。
企画展「晴れの日の─領・思いは永遠に」では、幕末から昭和時代にかけての振袖を紹介。緻密な刺繍が華やぐ、振袖の数々を目にすることができる。
たとえば「暈し縮緬地御所車幔幕菊模様振袖」は、優しいぼかしの上に、御所車、生命力あふれる四季の花蔦、そして朱の菊と牡丹を表し、華やかな色使いのなかに凛とした佇まいを。「暈し縮緬地雲取り草花鴛鴦模様振袖」は、色とりどりのなかにオシドリのつがいを表現。あるいは「黒暈し縮緬地御所車吉祥模様振袖」では、大正時代の着物の特徴である、大きく描かれた古典柄の吉祥模様を見てとることができる。
企画展「晴れの日の一領・思いは永遠に」
会期:2023年8月23日(水)〜2024年1月15日(月)
会場:日本きもの美術館 2F展示場
住所:福島県郡山市熱海町熱海5-211
開館時間:10:00〜17:00
入館料:一般 1,000円、高校・大学生 700円、小・中学生 500円
【問い合わせ先】
日本きもの美術館
TEL:024-984-3021