特別展「毛利博物館所蔵「源氏物語絵巻」─はじめて出会う『源氏物語』」が、山口県立美術館にて、2023年10月13日(金)から12月3日(日)まで開催される。
平安時代に紫式部が著した長編物語『源氏物語』。日本古典文学を代表するこの著作は、各時代に絵画化されつつ、日本文化に大きな影響を及してきた。
『源氏物語』を絵画化したいわゆる「源氏絵」うち、中世から近世への移行期を繋ぐ貴重な作品として位置付けられているのが、山口の毛利博物館が所蔵する《源氏物語絵巻》だ。江戸時代初期に制作されたと考えられる同作は、物語から65の場面が選ばれ、5巻の絵巻に仕立てられている。
特別展「毛利博物館所蔵「源氏物語絵巻」─はじめて出会う『源氏物語』」では、この《源氏物語絵巻》とともに、『源氏物語』の世界を紹介。《源氏物語絵巻》の艶やかな色彩、情緒あふれる四季の情景、そして優美な詞書などを堪能することができるだろう。
特別展「毛利博物館所蔵「源氏物語絵巻」─はじめて出会う『源氏物語』」
会期:2023年10月13日(金)〜12月3日(日) 会期中に展示替えあり
[前期 10月13日(金)~11月12日(日) / 後期 11月14日(火)~12月3日(日)]
会場:山口県立美術館
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(11月6日は開館)
観覧料:一般 1,000円(800円)、学生・70歳以上 800円(600円)、18歳以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※高等学校、中等教育学校、特別支援学校などの在籍者は無料
※障害者手帳などの持参者および介護者1名は無料
※本展の入場券で、同時開催の「生誕110年 松田正平展」、「新指定・重要文化財紹介 雪舟と雲谷派」も観覧可
【問い合わせ先】
山口県立美術館
TEL:083-925-7788