企画展「没後100年・富岡鉄斎」が、富山県水墨美術館にて、2024年7月12日(金)から9月4日(水)まで開催される。京都国立近代美術館でも開催される巡回展だ。
市井の画家として生き、「最後の文人画家」と称された富岡鉄斎(とみおか てっさい)。幕末の京都に生まれた鉄斎は、幅広い学問とさまざまな流派の絵画を学び、深い学識を背景に豊かな画業を展開した。
鉄斎は、「万巻の書を読み、万里の路を行く」を肝に銘じ、日本全国を旅して優れた景色を訪れている。こうして理想の山水を思いえがき、大胆かつ自由に表現した鉄斎の絵画作品は、同時代の画壇の巨匠や京都・大阪の町の人々ばかりでなく、若い画家からも注目されることとなった。
企画展「没後100年・富岡鉄斎」は、富山県水墨美術館で約10年ぶりとなる鉄斎の展覧会。《富士山図》や《富士遠望図・寒霞渓図》、絶筆の《栄啓期図》をはじめ、鉄斎の名作、近年再発見された作品、そして文房具や筆録などを一堂に集め、その画業と生涯をたどってゆく。
企画展「富山テレビ開局55周年・富山県水墨美術館開館25周年記念 没後100年・富岡鉄斎」
会期:2024年7月12日(金)~9月4日(水) 会期中に一部作品の展示替えあり
[前期 7月12日(金)~8月4日(日) / 後期 8月7日(水)~9月4日(水)]
会場:富山県水墨美術館
住所:富山県富山市五福777
開館時間:9:30~18:00(入室は17:30まで)
※初日の7月12日(金)は、開会式終了後(11:00頃予定)より観覧可
休館日:月曜日(7月15日(月・祝)、8月12日(月・振)、9月2日(月)は開館)、7月16日(火)、8月6日(火)
観覧料:一般 1,500円(1,200円)、大学生 1,200円(1,000円)
※( )内は20人以上の団体料金
※前売券(一般 1,200円)は、5月頃から7月11日(木)まで、富山県水墨美術館、ローソンチケット(Lコード 56976)、チケットぴあ(Pコード 686-951)ほかにて発売
※小学・中学・高校等の児童・生徒など、各種障がい者手帳の所持者は観覧無料
※上記の料金で常設展も観覧可
※一部、京都会場とは異なる作品を展示予定。
【問い合わせ先】
富山県水墨美術館
TEL:076-431-3719